画像1

東京支店原稿担当の岸本です。
第3回目の更新となる今回は、入稿いただく際の画像データについてです。

フジタでは弊社でご用意しているピクトを印刷することはもちろん、
お客様がご用意いただいたイラスト等を印刷し、世界に一つだけのオリジナルな室名札を製作することも可能です。

そんな時、より「お客様の理想に沿った室名札を実現するための画像データ」についてを
過去の記事と併せてまとめました。

 

入稿する画像データをチェック!

①なるべくキレイな画像で入稿!

入稿できる画像形式については、こちらの知恵袋をご覧ください。
?データのファイル形式によって印刷が粗くなる?!印刷を依頼するときに送るデータのファイル形式について

皆さんも扱う機会が多いと思われる.jpg形式や.png形式のデータは「ラスタデータ」と呼ばれています。
例えばデジカメやスマホで撮影したデータなどが当てはまります。

画像を拡大してみるとお分かりになるかと思いますが、これらの画像は点の集合体表現されています。

画像3

この点が増えるほど複雑な画像をよりキレイに表現できるのですが、その分データは重くなります。
逆に、点が少なくなればデータは軽くなりますが、画像はどんどん粗くなってしまいます!

画像4

遠目で見れば一見分からないですが、拡大してしまうと粗が目立ってしまいます…。

もし.jpgや.png形式で入稿予定の場合には、印刷したいサイズまでの拡大に耐えられるデータをご用意いただけますとキレイに印刷することができます!

また、複雑な画像表現ではないイラストを印刷したい場合に一番オススメなデータ形式は、
illustrator等のソフトで作成できる「ベクタデータ(.ai、.eps等)」です。
ベクタデータは数値で表現されているため、どれだけ拡大しても画像が劣化しません。

画像5

 

②画像データ(jpg・png形式等)そのままでは印刷ができません!

印刷の都合上、画像データ(jpg・png形式等)そのままでは印刷ができません。
この場合、Illustrator上にて「パスデータ」を作成する必要があります。

パスデータの作成の仕方はこちらの知恵袋に掲載しています。
?初心者でもできる!|イラストレーターでトレースする方法

画像6

illustratorをお持ちの場合で画像データを入稿される場合には、パスデータを作成いただくと入稿がスムーズです。
パスデータを作成出来ない場合は弊社にてパスデータを作成いたします。

また、画像が粗くそのままでは使えない…といった場合でも、複雑な画像でなければ
弊社で画像のトレース作業を行うことで使用できることがありますので、お気軽にご相談ください。
(弊社でパスデータを作成・トレース等をする場合、別途料金が発生いたします。)

 

③製作者の許可を得ていないデータは印刷できません!

ご注文を頂く際、「こちらのデータで作成できますか?」と、ネット上のサイトから転載したと思われるデータを拝見することがあります。
製作者の許可を得ている場合は問題ありませんが、例えば……

・製作者の許可を得ていないもの

・本来有料で販売されている画像を購入せず保存したもの

・「無料で使用可能」とされていても、製作者が提示する規約に沿った使用方法ではないとされるもの

以上のような画像データでの製作はお断りさせていただく場合がございます。

基本的にはお客様ご自身で作成したデータか、製作者から室名札への使用を許可されていることがわかるデータ等での入稿を推奨しております。

画像の著作権につきましてはこちらの知恵袋で詳しく解説しておりますので、
ぜひご覧ください。
?押さえておきたい著作権の話

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
画像の入稿をお考えで、少しでも疑問に思われたことがあればお気軽にご相談ください!
データを拝見し、製作の可否も含めて最適な方法を提案させていただきます。