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サインの図面の中に「消防認定品を使用」などと言った文言を見かけることがあります。

ではその「消防認定品」とはどのようなものなのでしょうか?

目次目次

  1. 消防認定品とは
  2. サイン・室名札における消防認定
  3. まとめ

1,消防認定品とは

消防認定品とは、一般財団法人 日本消防設備安全センター消防防災用の設備等の性能の保証のために行っている認定業務をクリアした製品のことです。

消防用機器などについては、検査機関が試験・検査を行い、それに合格したものでなければ販売・使用することができないと、消防法第21条の2に規定されています。

対象となる品目は、消火設備(消火器、消火器用消火薬剤、閉鎖型スプリンクラーヘッドなど)、警報設備(感知器、受信機など)、 避難設備(金属製避難はしご、緩降機)及び住宅用防災警報器の12品目です。

また、この「消防認定認定」を受けた製品には「認定証票」が交付されます。

消防法施行規則により、消防設備は一定の期間ごとに点検を行わなければならないのですが、認定証票の表示が付された消防用設備等は消防機関が個別に性能確認試験を行う必要がなくなります。

2,サイン・室名札における消防認定

サイン関係で消防認定を受ける品目は、12品目のうち、避難設備にあたる「蓄光式誘導標識」です。

※蓄光式誘導標識について詳しくは下記をご参照ください。
安全対策は大丈夫?電力不要で光る!蓄光サインの豆知識

この「蓄光式誘導標識」には等級が設けられており、下記の通り区分されています。

無題

励起照度・・・どのくらいの光で照らされれば、最もエネルギーが高い状態になるか

輝度・・・反射された光が見ている人の目にどのくらい届いているか

つまり「どのくらいの強さの光を当てることで、どのくらい明るく光るのか」によって区分されているというわけです。

なお、サイン設計図などには、等級まで指定されている場合がございますので、ご確認くださいませ。

3,まとめ

いかがでしたでしょうか。

フジタの規格製品で消防認定を受けている商品はないのですが、お取り扱いは可能です。

ご入用の際はお問い合わせくださいませ。

なお、時折「どの等級が良いのでしょうか」というご質問がありますが、基本的には設置場所に応じた所轄消防署の指示に従っていただくようお願いいたします。

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