最適な表示方法top2

サインには文字や絵柄、案内図などの情報が記されています。
カラフルな表示、シンプルな表示…
実は置かれる環境に適した表示方法はたくさんあります!

今回はサインにおける主な4つの表示方法を、
それぞれの長所と短所を交えながら紹介致します!

  1. UVダイレクト印刷
  2. 塩ビフィルムシート
  3. インクジェット出力
  4. シルク印刷
  5. まとめ

1,UVダイレクト印刷

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UVダイレクト印刷は、フジタのサインでもっとも多く使用される印刷方法です。

・素材:紫外線硬化型インキ
・取付場所:外部×/内部◎
・納期:1日〜
・耐久性:3〜5年

・特徴
UV光照射により瞬間的にインクを即硬化するため乾燥の時間が不要
直接 表示板に印刷ができる

・メリット
直接 表示板に印刷ができるため、(表示板の)素材を生かした表現が可能
製作行程が短い(データ作成→印刷)
UV光照射により瞬間的にインクを即硬化するため乾燥の時間が不要
揮発性有機化合物(VOC)を発生しない
溶剤系に強い(硬質インクの場合)
非常に細かい文字や多色印刷が可能
一度に数を印刷出来る

・デメリット
外部での耐光性はカッティングシートに劣る
一度印刷すると修正不可能
湾曲したものなど厚みにムラがある基板には印刷不可

 

2, 塩ビフィルムシート

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街中などで目にするシンプルな看板で使用されていることが多い塩ビフィルムシート。

よく「カッティングシート」と言ったりもしますが、
「カッティングシート」とは中川ケミカルが商標登録している、
看板やガラス面などを装飾する粘着剤付き塩ビフィルムを指します。

あらゆるメーカーのシートがあるので、総称は「塩ビフィルムシート」と言いいます。

・素材:塩化ビニール
・取付場所:外部◎/内部◎
・納期:1〜7日(表示による)
・耐久性:5〜7年
・特徴
簡単な文字やイラストなどの表現に最適。

・メリット
屋内用・屋外用等様々な種類のシートがある
いたずらなどの人為的なことがない限り5年~7年の耐久性がある
磨りガラス、木目、ヘアラインなど柄や素材の雰囲気のあるシート種類が豊富
一度貼ったものをはがすことができるので、表示が頻繁にかわるサインなどにもよく使用される
多少の湾曲面であれば圧着できる

・デメリット
細かい表示の製作が困難であり、多色の表示の場合は一色ごとの加工が必要になるなどの制限がある

 

3, インクジェット出力

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専用の塩ビシートメディアにインクジェットプリンターで出力をする印刷方法です。
耐久性を持たす為に表面をラミネートフィルムでオーバーコートしているものが一般的です。

・素材:塩化ビニール+低溶剤タイプ(SS21インク)
・取付場所:外部◎/内部◎
・納期:2〜7日(表示による)
・耐久性:5〜7年

・特徴
インクジェットプリンタで印刷した多色の印刷を、ラミネートフィルムで保護したもの

・メリット
細かい文字や、写真などの高解像度の色印刷に最適
ラミネートフィルムで保護をしている為、外部でもある程度の対候性がある。

・デメリット
全面に貼付ける一枚ものの表示のため部分的な修正ができない
インクの完全な乾燥に丸一日かかる
製作完成までの行程が多い。(出力→乾燥→ラミネート→カッティング)

 

4, シルク印刷

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シルク印刷とは、絹の上にインクを乗せ、必要のない所を乳剤で隠し、印刷したい所からゴムベラでこすり、印刷物の上にインクを落とす方法です。
※フジタでは現在シルク印刷を行っておりません。

・素材:油性インク
・取付場所:外部△/内部◎
・納期:7日
・耐久性:3〜5年

・特徴
印刷されたインクの層が非常に厚い
下地が濃色でも発色が良い

・メリット
印刷されたインクの層が非常に厚い為、下地が濃色でもとても発色が良い。
どんな素材にも印刷可能。
同一内容を大量に印刷する場合コストが安くなる。

・デメリット
製作完成までの行程が多い
揮発性有機化合物(VOC)を発生する
版の掃除に大量のシンナーを使用しなければいけない
色数が多い表示に関しては色ごとに印刷する版が必要となる為、多色印刷には不向き

 

5, まとめ

いかがでしたか?

それぞれの表示方法にはメリットやデメリットがあるので、ご参考にしていただければと思います。

お客様のご要望や設置条件に合った表示方法はきっとあります!
どれが最適なのか迷った時は是非お気軽にお問い合わせください。

 
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