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今まで色について、いくつか記事を書いてきました。

◇色にも名前がある!|知ってたのしい、色名の基礎知識
https://www.fujitanet.co.jp/chiebukuro/5471

◇思い通りの色が印刷出来る?!|色見本についての知識
https://www.fujitanet.co.jp/chiebukuro/5465

私たちの感情や行動は色によって左右されているのかも…?今回は色彩心理についての記事です!
目次目次

◆ 色彩心理学とは

◆ 色が人に与える影響

◆ 色による特徴

◆ 色の働き

◆ まとめ

色彩心理学とは

色彩心理学とは?
色彩と人間の関係性を心理学的に解明する学問のこと。2003年に米国で誕生した心理学です。

色と人との関係性ですが、例えば「赤色が好きな人は情熱的」 などこの色が好きな人はこうだという根拠はないそうです。しかし、色が人に影響を与えることは臨床心理学でも証明されていて、こんな気持ちになるのはこの色が原因。なんてこともあるんだとか!

色が人に与える影響

普段気にしていないつもりでも、色は思っている以上に人の心に深く関わっています。
①心理的影響
目にする色によって暗記力、回想力、認識力が増します。
例)仕事の集中力を上げるためにオフィスには明るい黄色をワンポイントとして置くと、注意を喚起しやすく作業効率が3割近く上がると言われています。
②生理的影響
色は神経に影響を与えます。
例)明るい赤は交感神経系に刺激を与えるので血圧をあげるともいわれています。逆に、青や緑はリラックスさせる生理作用があるそうです。
③感情的影響
感情や気分も色に大きく影響されています。
例)黄色を見ると人は明るい気分になり、観葉植物など緑を見ると人は安心することができます。
④文化的影響
文化は人に基本的な価値観や感覚を与えるものです。そのため、文化によって色が人に与える印象も異なります。
例)西洋文化では黒は死を象徴するのに対して東洋文化では白が死を象徴します。

色による特徴

次は、色ごとの人に与える影響についてです。

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赤:色の中で最も長い波長を持ち、人間の感情的興奮や刺激をもたらします。

オレンジ:消化、新陳代謝をよくし、血管や自律神経を刺激し身体を活動的にします。

黄:運動神経や脳を活性化させ、集中力がアップします。

緑:情緒を安定させ、安心感を与えます。また、血圧を下げる効果があります。

青:鎮静作用があり、精神を落ち着かせます。体温の低下や痛みの緩和などの作用もあります。

紫:運動神経の動きを抑制し、鎮静効果があります。

他にも食欲を高める色が赤やオレンジであることから、飲食店ではよく使用されている色だと言います。
色ごとの影響を覚えておけば、自分をコントロールできるかもしれません^^

色の働き

また、色には人を錯覚させる作用があります。

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上の図の中心の四角の大きさは同じですが、Aのほうが大きく見えます。色には膨張色(進出色)と収縮色(後退色)があるために起こる現象です。暖色系で彩度の高い色が進出色、寒色系で彩度の低い色が後退色と言われています。

インテリアやファッションでも、こういった性質を覚えておくと役立つのではないでしょうか!

まとめ

フジタでは基準色がありますが、ご指定いただければピクトや文字の色を変更することが可能です。

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カタログで色味をお選びいただけるプレートもあります。詳しくはお問い合わせくださいませ!

色が相手に与える印象や、自分の気持ちや体調を左右しているかも
・・・と思うと興味が湧きませんか?笑
私自身、色彩について学びながら生活に取り入れられればなぁと思いました!

toiawase