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サインの形状には様々な種類があり、設置場所によって求められるものが異なります。
どんな形でどんな表示にするか・・・お悩みになることも多いのではないでしょうか?
けれど、サインで大切なことは「視認性の高さ」です。

どんな素敵なサインも「見えない・読めない」んじゃ意味がありません。
視認性を高める方法はいろいろありますが、ポイントの一つは設置位置です。

そこで今回は、どのようなサインの視認性が高いのかということを「設置高さ」の観点から考えたいと思います。

目次目次

  1. サインを設置するにあたって
  2. 平付けサインの設置高さは?
  3. 突出し・天吊りサインの設置高さは?
  4. 点字案内板の設置高さは?
  5. まとめ

1,サインを設置するにあたって

「サイン・室名札はどのような位置に設置するのが良いのですか?」というご質問をいただくことがあります。
そんな時に何とお答えするか・・・それは、

「一部を除いて法的に定められた基準はありません」

・・・あれ、今回の記事はこれでおしまい?・・・ではありませんよ!

確かに法的に定められた設置高さというものはありませんが、決まっていない=自由だからこそ皆さん迷うんですよね。
そこで今回は、あくまで「目安」ではありますが、フジタがサインを設置する際に基準としている高さについてご紹介します。

2,平付けサインの設置高さは?

平付けサインとは、壁面に取り付けられたサインを指します。
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壁に対して正面に立つと表示が見えるようなサインです。

そのため、設置の基準は「目線の高さ」となります。個人差はありますが1m50~1m70程度が一般的です。
ちなみに私の身長は148cmなので、この高さだとかるーく見上げる感じでしょうか。
私の背の低さはともかく、保育園・幼稚園や高齢者が利用される施設などは低めに設置されることもあります。

このように利用者に合わせることも、設置するうえでのポイントの一つです。

3,突出し・天吊りサインの設置高さは?

突出しサインとは、壁に対して平行に立った時に、表示が見える室名札です。
壁面に対して表示面を垂直に取りつけます。

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遠くからでも視認できるよう、入り口横に取り付けられることが多いサインです。

設置高さの基準は扉の開口高さにも合わせますが、何よりも歩く方に当たらないように注意しなければなりません。
そのためサインの下部から2m程度開くように取り付けることが一般的です。

一方天吊りサインとは、文字通り天井から吊り下げるサインです。

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廊下の中央など、歩行者の真上に取り付けることが多いサインです。

設置高さは、天井の高さに左右されますが、突出型よりも高い位置に取り付けます。
表示板が大きいとその分圧迫感も増すので、大きくなるほど高い位置に設置することが好ましいですね。

4,点字案内板の設置高さは?

「一部を除いて法的に定められた基準はありません」と申し上げましたが、勿論基準があるものもあります。

それが点字案内板です。
当たり前ですが、点字案内板の最大の特徴は「触れる」ということです。

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フジタでは、触知サインを「JIS T 0922」に基づいて制作しております。
このJIS規格では、触知案内図の設置高さは、「触る範囲の中心が床から1m40cm程度」と定められています。

※参考

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5,まとめ

いかがでしたでしょうか?
こちらでご紹介した設置高さは、あくまでフジタの基準ですが、ご参考になれば幸いです。

また、取り付け施設のご要望や利用される方の使い勝手によって、必ずしもご紹介した範囲に収まらないこともあるかと思います。
そんな時はぜひフジタにお問い合わせくださいませ。
安全面などを考慮した設置位置や商品をスタッフよりご提案いたします!
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