朝、椥辻からの通勤路で、田畑にしもがおりているのを見かけるようになった高峯です。
フジタ本社もすっかり冬です。

この時期にFRFTSなどのステンレスの板をさわるとつま先までヒンヤリするのですが、夏になるとこの感触が嬉しくなったりするのでしょうか?
まだフジタで夏を迎えていない身なので、今から楽しみです。

目次目次

  1. 今年の振り返り
  2. 新しい業務「原稿作成」
  3. 繁忙期に向けて

1.今年の振り返り

年内最後のブログなので、ちょっとだけ一年を振り返ってみます。

フジタに入社させていただいたのが十一月の半ばなので、ようやくひと月が経ちました。
ほとんど前の職場で働いた一年でしたが、現在、フジタでその経験が活きていることもあるように思います。……たぶん!

転職をする上で、悩むこともありましたが、今は落ち着いて仕事ができております。

ところで、好きな小説の一節に「光は暗きに照る」ということばがあります。

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聖書からの引用ともされますが、「つらい道も神が照らしてくれる」という意味では使われていません。

私は「闇の中にいるひとにしか見えない光があり、その光が見えたものは、どんなに苦しくとも進むことができる」という意味だと思っています。

その光は、神さまが灯したものかもしれないし、周りにいる誰かが手向けてくれたのかもしれないし、ひょっとしたら自分の脳みそが見せた幻なのかもしれません。
「なにか」はわからなくても、「ある」と信じただけで進んでいける、人の神秘が好きです。

ここが闇の中とはもちろん言いませんが(笑)、人生はいつもちょっとだけ「暗き」道です。
選んだ場所を信じ、光に向かって進めるように、来年も精進したいと思います。

2.新しい業務「原稿作成」

このごろは、ダイレクトデータ(印刷データ)の作成に加え、新しい業務も経験させていただくことが増えてきました!
そのうちのひとつが「原稿作成」です。

「原稿」と聞くと、締め切りに追われる文豪の諸先生が浮かんできそうですが、それではありません。
フジタと、建築事務所などの設計会社さん、そしてお客様をつなぐやりとりで使われる図面の書類です。

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お客様からのご要望を設計会社さんから聞き取り、形にするのですが……
先日、こんなご依頼がありました。

「工芸陶芸室のピクトグラムがほしい」

こ……工芸陶芸室!?

不肖わたくし、工芸と聞くと浮かぶのは「赤べこ」とか「ししおどし」、陶芸などは「ろくろを回して焼くヤツ」くらいの知見しかございません。
(※この認識すら誤っている可能性も否定できません)

とにもかくにもフジタのカタログをめくればあら不思議! あるじゃありませんか、よさそうなヤツ!
フジタのデジタルカタログ
カタログの92ページのピクト一覧から、

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こちらをご提案してみました。
提案後、カンナ……は百歩ゆずってまだいいとして(林業を営む祖父も使っていましたし)(林業は工芸ではない)、ハンマーは違うのではないか?
破壊と創造?
みたいな気持ちになっていましたが、先方もそのようで、「もっと他にピクトはないのですか?」というご要望をいただきました。

基本的にはカタログ内のピクトで対応いたしますが、カタログに載せきれなかったピクトもフジタにはたくさんございます。
こういった場合はその中から良さそうなものを選りすぐって……ジャン!

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こちらをご提案してみました。

なんとかお眼鏡にかない、ひとつお選びいただくことができました。
お客様に原稿が承認いただければ、お見積り、発注、製作と進みます。

無事にサインが届くことを祈りつつ……まだまだ慣れない原稿作成、先輩にご指導いただきながら、日々励んでおります!

今回のように、「サインがほしいけど、気に入るピクトがない」といった場合でも、相談いただければご提案できるものがあるかもしれません。
お客様にご満足いただけるよう、精一杯考えさせていただきますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

3.繁忙期に向けて

あと半月で新年、つまりフジタの繁忙期がやってきます。ダダダダーン!(ベートーヴェンの交響曲第五番「運命」)
十一月に入社いたしましたので、今回が初めての繁忙期……。いただいたご注文の納期を守るべく、精一杯努めてまいります。

どうしてもご相談が重なる時期ですので、早め早めのご注文をいただけると、弊社としてもより良い状態で商品がお出しできます。
フジタは年内12月27日(金)まで営業しておりますので、ご注文お待ちしております!

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