ついに梅雨間近になり、
天気の豹変についていけない生城山です。

目次目次

  1. 出身地とはいえ意外と知らないのが常。
  2. 予想もつかないことをするのは予測することのできるもの。
  3. 終わりに。

1、出身地とはいえ意外と知らないのが常。

 

出身地とはいえ意外と知らないのが常

昨年に続きまして、地方営業に千葉県を回ってきました。
(地方営業とは各市町村の教育委員会や営繕課にお伺いすること)

(犬吠埼近影)

ほぼほぼ、前回とは違う顔ぶれにお会いすることができ、
それは新鮮さとともに、どうやってフジタを知ってもらうかの
戦いでもありました。
そんなこちらの戦々恐々と姿勢とは打って変わり、ほとんどの市役所にて
こころよくお迎えいただき、こちらのテンションも上がる一方。

そんな中、一番興味を惹かれた市役所が富里市。
メインキャラクター「とみちゃん」が可愛いこと。

(市制20周年記念のとみちゃん)

 

(市役所前のとみちゃんポスト)

また富里高校書道部の方たちの力強い書が。
とても勇気づけられる作品に出会えました。

また、私が設計提案している物件がある街では、その話で盛り上がり、
いろいろな情報共有とともに、来年もまたお伺いできることを思い、
さまざまな場所を後ろ髪惹かれながら去った2022年の地方営業でした。

 

2、予想もつかないことをするのは予測することのできるもの

2019年初頭、私には考えもつかない作品が池袋に現れました。
それは「ダイヤゲート池袋」。

外観のデザインもさることながら、驚くのは建っている場所。
それは線路の上。

(写真がうまく取れずすいません…)

西武グループが線路を挟んだ両側の敷地を所有していたことから、
「鉄道駅構内等開発計画に関する指導要綱」の制度を活用して、
「跨ぐ」形態が可能となった、なんとも普通では発案できないビル。

また「大樹」というコンセプトとともに構造体のデザインが
まるで根を張り、木になり、絡みつく枝のように構築したとのこと。

 

こちらは日建設計の設計作品。
スカイツリーやバルセロナのカンプ・ノウなど、
国を代表する設計事務所という位置で見ている方たちが
大半だと思いますが、以前、読んだインタビューで、

「組織事務所だからと言って、デザインができないという風潮には嫌気がさしている」

というような記事を読んだあとにこの作品を見ると、
何にも真似できない気概が感じられ、堂々としている。
そんな風に感じずにはいられません。

(線路の真上には緑化の美しい庭園が。)

ちなみに日建設計の作品で一番好きなのが「ホキ美術館」。
いつかご紹介いたしますが、とても独創的な作品です。

そうやってまたさまざまな作品を見れること、
今後も喜びとして続けていこうと思います。

3、終わりに。

センスのない人間がでしゃばると何もいいことはない。
でもセンスを磨こうともしない人間は、もっとダメだ
と思います。
そんなことを思いながら、街を歩き、いろいろなことを
感じていく初夏にしていきたいです。