暖かい日かと思いきや冷たい風が吹き荒れる日もあり、
朝出かけるときに服装に困るここ最近。
その日に会う人によって、今日はこうかなぁと、
悩む生城山(フキノ)です。
目次
- サイン&ディスプレイショーオンライン2020、終了
- 青木淳氏とルイヴィトンの考え
- まとめ
1、サイン&ディスプレイショーオンライン2020、終了
3月1日~31日まで、オンライン上にて行われました
「サイン&ディスプレイショーオンライン2020」が
先日閉幕いたしました。
今回オンラインということもあり「フジタってどんな会社?」をテーマに
さまざまな内容のパネルをオンライン上のブースに掲示させていただきました。
このパネル以外にも納入事例を紹介した「見えるフジタを見に行こう」や
SDGs達成に向けた「京都から全国へ ○○なフジタの4つの取り組み」など、
いつもはあまり紹介できない側面を取り上げさせていただきました。
入社半年にもかかわらず責任者という大役をいただき、落ち込み悩んだ日々が続きましたが、
それと同時にフジタのことをいろいろな角度から見て、考え、こういった形に提示できたこと、
誇りに思いながらも、もっと多くのことを紹介できたのではと課題も残り、そんな思いを抱え、
展示会のページをクローズしました。
今後、オンライン上で何かを伝える機会が多くなる、混迷の時代に突入したのは確実。
コミュニケーションって本当に難しいです…。
2、青木淳氏とルイ・ヴィトンの考え
前々から興味津々でした「ルイ・ヴィトン銀座並木通り店」に行ってきました。
初めて知った時から思ってましたが、「これって建物」と
何度も見間違うほどの出来栄え。
ライトアップなどせず、周辺環境の変化により見え方も変わる、
流動的な考えはまるで生き物のよう。
このファサード、なんと形状は3パターンしかないとのこと!
3D構造により組み方を何度も計算し、このような模様というか
外観になったとのこと。
(ちなみに内部から構造を一切見えなくなるように曇りガラスにし、
中央部のみ外が見える仕様になっています。)
最近、良くも悪くも素晴らしい作品は多いですが、
ここまで刺激のある建築作品はなく、久々に鳥肌が立つ思い。
外観を設計した青木淳氏いわく、かつて海に突き出た砂洲だった銀座、
その記憶をこのファサードにあらわしたとのこと。
私たちの記憶にはない、その水面がまるで銀座に再び現れたような体験。
建物をつくるということは都市をつくること。
都市を形成するにあたり、記憶をたどり、新たに復活させる。
社会貢献ではないが、こういった考えに賛同し、つくりあげる、
ルイヴィトンの心意気を感じる作品。
また、青木氏は昨今、内外を統一して考える作品が多いことにも警鐘を鳴らしている。
外がこうだから、中もこうしようとか、そういった建築が多くなっていると。
確かにこの作品は内装はピーター・マリノ氏の設計で、水というキーワードはあるにしろ
方向性は若干違う。
それでも同じ敷地に共存している相反するものは、人間にも当てはまるなと。
周りがこうだから、自分もこうしようという流れ、そんなことにも警鐘を鳴らしている
青木氏の言葉や作品に何かを感じ取った休日でした。
3、まとめ
なかなか外に出歩くことにできない日々。
それでも何かを変えようとしている動きに、刺激を受け、
自分も日々鍛錬をと強く思った4月でした。