ここ最近の寒さで、心身ともに落ち着かない様子の世間の中、
さらに大雪に各地直面するという、何とも奇怪な年初めに、
どうも解せない、生城山です。

目次目次

  1. 虎が笑うか、僕が勝つか。
  2. 隈研吾が折り紙で遊び、明朝体が舞う。
  3. 終わりに。

1、虎が笑うか、僕が勝つか。

昨年は八方塞がりの年でありましたが、
厄除けなどに行かなかったのが災いし、
年末に向けて、怒涛の八方塞がり状態…。

ですが、これが2022年に向けての厄払いなるようにと、
今年は邁進していきたいです。

 

 

その中でも、少しずつ設計提案にて見かけるようになってきた、
オールジェンダーのピクトサインのご依頼。

シビアな問題ではあり、だれもが納得する回答は出ないものかもしれませんが、
だれもが納得するものを提案し、数年後、「フジタが世の中のスタンダード」、
となるような、そんな強気な動きができればと思っております。

 

2、隈研吾が折り紙で遊び、明朝体が舞う

用事もないまま降りることもできず、ただ車窓からいつも見守っていた、
そんな駅に先日、やっと降り立つことができました。

それが、「高輪ゲートウェイ駅」。

 

もう数年前になりますが、隈研吾建築都市設計事務所にお伺いした際、
窓から見える国立競技場の解体作業を見ながら、「いつできるんでしょうね?」、
なんて話していたのも束の間。

オリンピックに向けた大きなプロジェクトにほぼほぼ絡んでいく姿は、
まさに時代の寵児そのもの。
そんな事務所の姿を近くで見れたのはとても良い経験。

さて、隈研吾氏はこの建物に何を見出したのか?
それは日本文化をより濃く表し、外国人の方々をお出迎えすること。

残念ながら、コロナ禍の中、いまだかなわぬ夢…。

 

 

そう考えると、以前問題になった明朝体の駅名も感じ方に変化も。

そして、駅舎のコンセプトは「折り紙」。

 

 

この屋根のカクカクした構造は折り紙の折。

 

 

私の個人的な解釈ではありますが、隈研吾氏はこの駅に
何か祈りのような意味を持たせたのではと。

千羽鶴、それは折り紙でも代表的な祈りや希望へのシンボル。
そしてオリンピックという格式高い歴史的な祭典。
その成功のカギとしてこういったモチーフになったのでは。

それは降り立った時、そのスケールの華やかさと
清々しい空気感に触れたからこそ。

 

まだ、「まち」としては機能していないこの場所。

なかなか降りる機会はないと思いますが、謎のロボットや無人のコンビニ、
入口の見つけにくいスターバックスやカフェのようなトイレなど、
不思議がたくさんある駅。

是非一度、皆さんも駅舎を見るためだけに降りてみる体験を。

 

3、終わりに。

昨年末は初めて寝正月というものを体験。

こんな日々もよいのかと思いながら、年末年始、
ギックリ腰に耐える日々なのでした…。