あたたかくなったと思ったら、急に冬に舞い戻り、
台風もくるなど、春の嵐に包まれている生城山です。

目次目次

  1. 久しぶりの京都、それは新たな出会い。
  2. 弧を描きながら歩く道程、紡がれる文化。
  3. 終わりに。

1、久しぶりの京都、それは新たな出会い。

 

先日、京都本社に行き、入社式、並びにワークショップなど
行ってきました。

1年ぶりの本社は様変わりし、いい意味でまだ慣れない感じ。
別注ピクトや仕様のサインもさまざま展示してあり、
思わずカメラを起動。

 

 

そんな中行われた入社式は、自分の入社した際を思い出し、
背筋の伸びる思いに。

自分が建築の内側に入って仕事するとは思わなかったあのころ、
今はいろいろと楽しんで取り組んでいる自分に期待もしている今日この頃。

さて、そんな中、フジタでは2023年新卒採用の募集がはじまっております!!!
また来年、入社式でどんな装いの方たちが私の前に現れるのか、
今から楽しみであります。

 

2、弧を描きながら歩く道程の先に紡がれる文化

今期の始まりにこの方をご紹介できるのはかなり背筋が伸びること。

私は勝手に西の安藤忠雄というなら、東は槇文彦と思っています。

そんな槇氏の作品に初めて触れたのは、幕張メッセ。
あの大きな戦艦のような風貌ながらも、どこか品があるフォルムに
思春期ながら、身震いしたものです。

その後、スパイラルや東京体育館、町田市庁舎など、
さまざまな作品を見ていく中で、やはりこれだなと思うのが

「ヒルサイドテラス」。

代官山という文化を成立させたとも言っても過言ではない作品は、
住居・店舗・オフィスなどが並び、街全体がまるで他のまちとは違う
異空間になっている。

ファサードや形状、その他すべてにおいて無駄のない作品は
槇氏がもつ「品」からくるものと私は思っています。

また、槇氏と同様、黒川紀章氏や磯崎新氏など、この時代の建築家の方々は
意志として都市計画や構想といった、「まちをつくる」ということに
重きを置いていたような気がする。

それは時として生活する人々のことを、時には文化としてのまちのあり方を。
その後、人々は集まり、一時代を築くまちとなったことは言うまでもありません。

そんなことを思いながら、入社式同様、いつも背筋が伸びる思いに
歩く代官山であるのでした。

3、終わりに。

背筋が伸びる、もともと身長がある私ですが、
悪い気を受け取らず、自分を誇示する、、
そんなことの注力したい春なのでした…。