暑い日が続いたと思ったら、涼しい今日この頃。
まだ残暑が来るにもかかわらず、秋の装いの準備を
少しずつ始めている生城山です。
目次
- 風味爽快ニシテを求め…
- 幸せの鳥が導く、人々が交わる場所
- 終わりに
1、風味爽快ニシテを求め…
先月、千葉県に続き、新潟県に地方営業に行ってまいりました。
新潟県には会社に入ってから2度目の訪問でしたが、各市役所に行くのは初めて。
出身地とは違い、各市ごとに感じられる風土や雰囲気など感じながらも、
サインへの問題点やご相談など、お聞きすることができました。
そんな新潟県、有名な事務所が設計した新しい庁舎が多くあり、
外観はもちろん、内部も見れ、しかも直接担当された担当者様に
お話を聞ける、なんとも嬉しい機会。
新発田市役所(設計:ヨコミゾマコト)は何度も建築の賞を取り、
以前より気にしていた施設だったので、喜びもひとしお。
また多くの市役所で特産品などの展示がありましたが、
燕市役所ではこんな展示。
ひとつのドラマがひとつの地方都市の活性化に
つながっていることを感じた瞬間。
また、柏崎市役所ではこんな工芸品の展示。
地場の業者を大切にし、その技術力の高さをアピールする姿勢。
まだまだ学ぶものことがあるなと感じました。
個人的にイメージ的においしいものが多い印象がある新潟県。
ランチは新潟名物へぎそば。
この時期、日本一暑かった新潟県での疲れた身体に
エネルギーが満ち溢れた一品。
世情が落ち着いたら、プライベートでも行きたいと思いながら、
帰りの駅にて購入した新潟限定ビイル「風味爽快ニシテ」でした。
2、幸せの鳥が導く、人々が交わる場所
そんな新潟県の中でも一番興味があった場所と言っても過言ではない、
「アオーレ長岡」。
2012年に長岡駅前にオープンしたこちらは隈研吾氏の設計。
「まちなか型公共サービス」といったコンセプトのもとに
屋根付きのナカドマ(中土間)を中央に配置することにより、
アリーナや市民交流センター、市役所や議会場に自由に
行き交える複合施設。
また、雪が多い新潟県にて、傘など持たずに各所を行き来できる、
そんな市民の方々を快く迎えられるような導線のつくりに、
10年前に竣工した施設とはいえ、新たなまちとの在り方を
提示していることに驚嘆。
「アオーレ長岡」といえば、外構などで特徴的に使われているモザイク。
こちらは市民と行政が交わる透明性のある市を表しているとのこと。
地場産の杉や改修前の木材をを使用することにより生まれるあたたかさは、
木材を得意とする隈研吾氏と土地を愛する長岡市の意思疎通の良さが
感じられる。
ちなみにサインは施設のシンボルにもなっている「アオーレバード」。
こちらは森本千絵氏がデザインした人と人、そしてまちをつなぐ幸せの鳥。
各所のサインや案内板のデザイン内、そのほか、さまざまな場所にて使われており、
そのコンセプト通り、訪問された方々を導く「鳥」となっています。
私も早く幸せをつかんで再訪してみたいものです…。
3、終わりに
こんな世情でも人に優しくできない人たちのニュースが。
少しでも周りを思いやる心があればこうはならないのにと思いながら、
緊急事態宣言が明けるのをただただひたすら待ち続けたいと思います。