色を使い分けることで生活をより安全で便利にすることができます。
すべての人にとってわかりやすいサインにするため
色の役割やデザインのポイントについてご紹介します!
目次
- 色のはたらき
- 機能的な効果
- デザインのポイント
- 納入事例
- まとめ
1,色のはたらき
色のはたらきは大きく2つに分けられます。
①機能的な効果
対象物を見つけやすくしたり、区別しやすくする
状況・状態を伝える
例)重要な部分を赤字にする/路線図の色を分ける/果実が熟していることを示す
②情緒的な効果
印象・イメージを与える
2,機能的な効果
機能的な効果は「誘目性」「視認性」「明視性・可読性」「識別性」の4つに分類されます。
・誘目性
→注意を向けられていない状況でどれだけ発見しやすいかを表す度合い
白い背景では「赤」、黒い背景では黄が注意を引きやすいです。
危険を知らせたり、禁止事項を表記する際に効果的です。
・視認性
→注意を向けた状況でどれだけ発見しやすいかを表す度合い
背景と表示の明度差を大きくすることで視認性が高まります。
多くの人に情報を伝えるべきものが多い、公共施設などで効果的です。
・明視性・可読性
→誘目性、視認性が発見のしやすさを表すのに対し、発見された対象の「理解のしやすさ」を表す度合い
情報を示しているのが図形の場合は明視性、文字や数字は可読性といいます。
利用者の方へ情報をよりわかりやすく伝えるため、
サインでもピクトと文字を組み合わせてご提案することが多いです。
・識別性
→複数の対象の区別、識別のしやすさの度合い
老人ホームでユニットごとに色分けしてわかりやすくする等、
利用者の方が識別しやすいよう配慮することも大切です。
3,デザインのポイント
すべての人に伝わる、ユニバーサルデザインに考慮した
デザインのポイントをご紹介します。
①色
・色相、明度、彩度を調整して見分けやすい配色を心がける
・色の面積を広くとる
②形
・近い色を組み合わせる場合は縁取りや境界線をつける
・形や大きさを変えたり、柄のパターンを変える
③情報
・色は重要なところだけに使う
・色名や言葉を記載する
4,納入事例
2023年4月に大津市役所に納めたサインをご紹介します。
5,まとめ
様々な方に配慮したデザインで、だれもが見やすいサインをご提案いたします。
そしてより利用しやすい施設にするため、これからもフジタがお手伝いします!