フジタで設計提案など、図面データを扱うときに使用しているソフトウェアは、
AutoCAD(オートキャド)とJW_CAD(ジェーダブリュー_キャド)です。
これらの詳しい説明はネット検索したほうが多くの情報があると思うので・・・
今回はフジタからお送りするデータに関することを簡単にご紹介したいと思います。
基本的にフジタからお客様へお送りするデータ形式は、
DXF形式・DWG形式・PDF形式
の3点です。
その他にはJWW形式をお送りすることもあります。
ご希望があった場合や、お客様から頂いた元のデータがJWW形式だった場合にお送りします。
目次
- DXF形式
- DWG形式
- PDF形式
- JWW形式
- まとめ
1,DXF形式
図面データにはたくさんの種類の拡張子があります。
使用用途によっては拡張子の変換を行わなければいけないこともありますよね。
個人的に仕事上でお客様からいただくデータや、お送りするデータで希望が多い形式がDXF形式です。
DXF形式はもともと、AutoCADのバージョン間でのデータ操作を目的としたAutoCAD独自のファイル形式だったのですが、今では異なるCADソフトウェアの間でも操作できるもっとも一般的な形式となっています。
AutoCAD/AutoCAD LTで扱えるdxf形式のバージョンはこちら。
AutoCAD 2018/LT2018 DXF(.dxf)
AutoCAD 2013/LT2013 DXF(.dxf)
AutoCAD 2010/LT2010 DXF(.dxf)
AutoCAD 2007/LT2007 DXF(.dxf)
AutoCAD 2004/LT2004 DXF(.dxf)
AutoCAD 2000/LT2000 DXF(.dxf)
AutoCAD R12/LT2 DXF(.dxf)
フジタで現在操作しているソフトウェアのバージョンはAutoCAD LT2021です。
お客様へお送りするバージョンは、AutoCAD R12/LT2 DXF(.dxf)にしております。
もちろんご希望があれば他のバージョンでも可能です。
DXF形式はillustrator(イラストレーター)でも開くことができます。
意匠図に入れている図面データはDXF形式を読み込んでいます。
2,DWG形式
DWG形式は、AutoCADの標準のファイル形式です。
保存をする際に形式をなにも指定せずに保存すると自動的にDWG形式で保存されます。
名前はdrawingの略。
お客様へお送りするバージョンは、AutoCAD 2000/LT2000 DWG(.dwg)にしております。
DWG形式のデータを開く際に注意することは、DWG形式はJW_CADで開くことができません。
一度、DWGをDXFに変換することでJW_CADで開くことができます。
3,PDF形式
PDF形式は誰もが一度は利用したことがあると思います。
Portable Document Format(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)の頭文字をとったもので、
アドビシステムズ社が開発し、世界標準となった電子文書フォーマットの形式です。
編集するための図面ファイルではありませんので、基本的に内容確認の為のデータになります。
手軽にご確認いただけるので必ずお送りしている形式です。
4,JWW形式
JWWデータを作成するJW_CADは、フジタでは基本的にデータ変換の為にしか使用しておりません。
冒頭でもお話ししたように、お客様からのご要望があった際にお送りする形式がJWWです。
JWW形式のデータを作るには、まずAutoCADでデータを作成したものをDXF形式に保存します。
保存したDXF形式のデータをJW_CADで開き、そのまま名前を付けて保存するとJWW形式のデータとなります。
5,まとめ
いかがでしたか?
今回は設計提案の図面データをお送りするデータについてご紹介いたしました。
図面データは形式やバージョンなどで開ける開けない、化けるなどといった問題が本当に多くあります。
お恥ずかしながら図面作成専門の会社ではございませんので、CADに関する知識は必要最低限と言えることもあります。
これからもお客様とやりとりする中でもっと勉強していきたいと思ってます。
出来る限りご要望に合わせて対応させていただきたいと思いますので、
図面データに関してのお問い合わせなどもお待ちしております。