新入社員が行う社員研修や勉強会には様々な形がありますが、今回はフジタで行っている「商品を知るための勉強会」をご紹介したいと思います。
目次
- 勉強会を行う理由
- 勉強会の進め方
- まとめ
1,勉強会を行う理由
フジタの商品には多くの種類があり、通常在庫をしているものから完全に受注生産になるものまで様々です。
また、商品によってご発注の状況にはばらつきがあるため、必ずしも「欲しい」と思った時にその商品があるわけではありません。
今回入社したのは事務と印刷場のスタッフですが、部署が異なると実際の商品に触れる頻度も異なります。
事務職の社員は基本的に商品の手配のみで実物を見る機会はなく、印刷場でも印刷をしない商品(無地・シート貼がメインの商品)はなじみがないのが現状です。
そこで、今回行った勉強会では「カタログのVol.15に掲載されているすべての商品」を対象にその商品がどんなものか、制作上での注意点は何か、などの説明・紹介を行いました。
全員が同じ知識をつけ、情報を共有し、お客様に説明できるようにすることが目的です。
2,勉強会の進め方
1.用意したもの
①勉強会のフォーマット
このフォーマットを使って勉強会を進めました。ノートとしての役割はもちろん、教える側も「何を伝えるのか」が整理できるという効果がありました。
②現物または仕様図
社内に在庫がある商品は基本的に現物を用意し、実際に触りながら説明を行いました。
案内板や天吊り、点字など、通常在庫がなく受注生産になるものは仕様図を使い、できるだけ実物を想像しやすいように準備しました。
2.ルール
勉強会を行うにあたって定めたルールは2つです。
①開始時間は毎日同じで、30分(1商品10分として、3商品)に納めること
開始時間を定めたのは習慣化するためですが、今回は全員が比較的時間を作りやすい16時半開始と決めました。
また、30分と明確にラインを引いたのは、だらだら続けると集中力が落ち、通常業務にも支障が出るからです。
②毎週金曜日は振り返りの日とすること
基本的には毎日行っていましたが、途中から毎週金曜日は振り返りの日としました。
通常の勉強会と同じように、1日3商品と決め、それまで勉強会で紹介した商品を、メンバーが自分の口で説明するという時間にしました。
これは、学んだことの定着を図る、という目的で設けた時間です。
3,まとめ
勉強会をやってみて、人それぞれ着眼点が異なり気になる部分が違うことに驚きました。
また、社内で共有していた情報が古かったり、カタログに誤りがあったり・・・こちらも学ぶことの多い場でした。
作ったフォーマットはメンバー内でブラッシュアップし、マニュアル化できるよう取り組んでいます。
カタログが新しくなり、新商品が増えるたびに更新したいと思います。