いざ「サイン・室名札を設置しよう!」と思い立ったとき、最初に考えなければいけないことの一つに、「何の素材を使うのか?」という点があります。
そこで、今回はフジタで室名札に使用している素材の中から、「アクリル」をご紹介したいと思います。アクリルという素材はサインプレート(屋内)に使われることが特に多いもので、弊社でもアクリルを使用した商品は数多くあります。
目次
- アクリルはどんなサインに使用されるの?
- アクリルのメリット
- アクリルのデメリット
- まとめ
1,アクリルはどんなサインに使用されるの?
まず「アクリル」とは、どういった素材なのでしょう?
簡単に言うとプラスチック(合成樹脂)の一種です。
金属製や木製に比べて安価なものが多く、一番シンプルな形の室名札ですので、あらゆる室名に使用いただけます。
また、両面テープ・マグネットシートでの接着、金属の枠付きなど、様々な取付方法に対応可能です。
☆フジタのアクリル製サインのご紹介☆
HP上で素材ごとに商品を掲載しております。詳しくはこちらをご参照くださいませ。
また、過去の知恵袋でも商品をご紹介しております!
小学校・中学校で大活躍!フジタのFKプレートをご紹介いたします
2,アクリルのメリット
フジタでは年間、規格品だけでも12万枚程度のご発注をいただきますが、そのうち、実に4分の1は表示面にアクリルを使用したものです。
では、どういう理由でサインによく使われるのでしょう?
理由は大きく分けると2つあるのですが…
①加工性に優れていること
基本的な穴あけや切断はもちろん、レーザーでの加工や熔材接着(アクリル同士)が可能です。
これは、他素材に比べると、様々なサイズや形状に対応しやすいという利点に繋がります。
また、弊社の場合はそれらの加工が自社設備で行える、ということが強みになります。
つまり、規格外のサインにも対応しやすく、かつ比較的短かい納期で制作が可能である、ということです。
↑アクリルをレーザー加工・溶剤接着した在空付室名サイン(GFMプレート)
また、熱を加えて曲げる、という加工も可能です。
↑アクリルに熱を加え、アーチ状に加工したサイン(RBプレート)
②カラーバリエーションが豊富であること
弊社では基本色として、白・黒・ライトグレー・アイボリーの4色を通常在庫しております。
(左上から時計回りに、白・アイボリー・黒・ライトグレー)
その他、ダークグレーやガラス色なども扱っております。
メーカーごとに様々なラインナップを展開されており、色はもちろん、表面仕上げも和紙調や石目調などバラエティに富んでいます。
また、フジタではアクリルへのUV印刷で、様々な素材の再現をすることも可能です。
詳しくはこちらもご参照ください。
3,アクリルのデメリット
当たり前ですが、どんなものにも長所と短所があります。
アクリルの場合は何と言っても「熱や湿気による伸縮が起こること」です。
軽くて強度のあるアクリルですが、設置場所によっては伸縮をおこし、割れの原因になったり、既存の枠に合わなくなったりすることがあり、環境の変化が激しい屋外の設置には特におすすめできかねます。
また、メリットにも通じるのですが、メーカー独自の商品展開が行われているため、メーカーが異なると色が合わなくなったり、実際に発注をしてみると廃盤になっていたり…ということも起こりえます。
4,まとめ
今回はアクリルの特性についてご説明しました。
屋内サインによく使用される素材であり、弊社でもさまざまなバリエーションを取り揃えております。
設置場所や用途をお伺いし、最適な素材・表示をご提案させていただきますので、「アクリルでこんなものが作れないかなぁ…」というご相談等、ぜひぜひお問い合わせくださいませ。