今やフジタの看板機能といってもよい「スライドロック」
フジタでは木製品やアクリル製品に使用されている、オリジナルの取り付け機工です。
今回はこちらのスライドロックを用いた別注サインについてご説明します。
目次
- そもそもスライドロックってどんな機能?
- スライドロックの別注対応
- まとめ
1,そもそもスライドロックってどんな機能?
スライドロックとは、室名札の取り付けが簡単に行える樹脂製の取付機構です。
フジタのオリジナルの機能で、その名の通り、表示面をスライドすることで脱着します。
スライドロックのパーツは2つで1セットで、
A:ロック機構がサイン基板の裏側に取り付けるパーツ
B:取付け板が壁面にビス止めするパーツです。
AをBに対して上から下へスライドさせ、カチッとはまるまで差し込みます。(少し力を加える必要があります)
しっかり差し込むことでロック機能がかかり、板面が固定されます。
まさに名前の通りの「スライドロック」ですが、コツさえつかめば板面の取り替え・交換が比較的容易に行えます。
※ただし、頻繁に取り換えることを想定したものではなく、取り外し時の破損などは保障できかねます。
スライドロックは下記の商品に使用されています。
木製サイン
ウォールナットプレート正面型
メープルプレート正面型
メープルサークルプレート正面型
タモプレート正面型
タモワクプレート正面型
アクリル製サイン
アクリルマットプレート正面型
WAプレート(木目調)
2,スライドロックの別注対応
スライドロックを表示板面に取り付ける方法は2つ。
1つは木製プレートで使用されている「ビス取り付け」
もう一つはアクリルプレートで使用されている「溶着による取り付け」です。
そのため、木製品やアクリルでの使用は可能ですが、アルミやステンレス製品での使用ができかねます。
また、スライドロック自体は樹脂成型品のため、サイズの変更ができません。
スライドロックには正方形型と長方形型があり
正方形型はスライドロックの外寸(赤で囲った部分)が140角
長方形型は大きさが2種類あり
それぞれ外寸(赤で囲った部分)H45×W170
または H65×W190 となります。
この寸法より小さい表示板にはスライドロックを取り付けることができません。
また、1枚の表示板につきスライドロックは1か所のみの取り付けとなるため、寸法の大きなサインにスライドロックを取り付けたい、という場合はご相談くださいませ。
いずれの場合も代替の取り付け方法は裏テープ貼、または捨て板施工でのご提案となります。
3,まとめ
いかがでしたでしょうか?
スライドロックは主に「取り付けを容易にする」機能です。
木・アクリル製であれば別注寸法のサインにも対応可能ですが、詳細についてはお問い合わせくださいませ。
なお、フジタは部材のみの販売を行っていないため、スライドロックのみの販売はできかねます。