こんにちは!京都本社の今井です。
今回はフジタの商品の1つである、「国土交通省プレート:FIプレート」に注目してご紹介いたします。
目次
- “国土交通省仕様”とは?
- FIプレートの図面を見てみよう
- FIプレートここに注意!
- まとめ
1,”国土交通省仕様”とは?
まずFIプレートの最大の特徴、「国土交通省仕様」についてご説明いたします。
FIプレート、カタログ掲載ページのこの部分にご注目ください。
【室名札】建築工事標準詳細図 8-43 書体:太ゴシック体(標準)
【ピクトグラム】建築工事標準詳細図 8-44 ピクトグラム:JIS Z 8210
この「建築工事標準詳細図」は国土交通省が定めた、建築設計に関わる標準的な仕様を表した図面です。
国土交通省のホームページにPDF形式で掲載されています。
(国土交通省ホームページより「建築工事標準詳細図(5)」:https://www.mlit.go.jp/common/001126050.pdf)
これらの技術基準を活用することにより、国家機関の建築物の整備や保全について一定の方向性と水準の確保を図るとともに、災害に対する安全の確保、利用者の利便性の向上、環境への配慮等、社会的要請に的確に対応するよう努めています。
(国土交通省ホームページより「官庁営繕の技術基準」一部引用:https://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk2_000017.html)
このように建設設計に関わるものには、国土交通省が定めた標準的な仕様があり、サインにも該当の仕様があります。(あくまでも標準的な仕様であり、必ず守らなければならない基準ではありません。)
サインで特記されている事項には、「寸法」「取付方法」「文字の書体・色」「ピクト」「表示板・ブラケットの材質」などがあります。
国土交通省が定めた標準的な仕様に則したフジタの規格品が、FIプレートになります。
2,FIプレートの図面を見てみよう
次は、FIプレートの図面を見ていきましょう。
1.正面型
先述した国土交通省仕様に基づいて、正面型には「縦差式」と「横差式」の2種類の取付方法があるのが主な特徴です。
名前の通り、取付の際に表示板を縦から差し込むか、横から差し込むかの違いです。横差式には落下防止のピンがついています。
通常フジタでは、FIプレート正面型をご注文頂いた場合、ご指定がなければ「縦差式」での製作になります。
「横差式」をご希望の場合は、ご注文の際に明記していただくようご注意くださいね。
2.側面型
次は、側面型。
ブラケットはステンレス・表示板がアクリルであるのは、FKプレートと同じですが、外金具に差し込む表示板の仕様が、中金具ではなく樹脂レールになっています。
3,FIプレートここに注意!
最後にFIプレートについての注意点をご紹介します。
1.書体
FIプレートの書体は、国土交通省の仕様に則して「太ゴシック正体」が規格となっています。
フジタの規格書体は「丸ゴシック(スーラDB)」ですが、FIプレートの場合、書体のご指示が無い場合は太ゴシックでの製作になります。
2.寸法別注について
FIプレートの別注をご検討の際、注意して頂きたいのがやはり「国土交通省仕様」についてです。
FIプレートの寸法を変更することは製作上可能ですが、寸法を変更されることで国土交通省の「建設工事標準詳細図」の定める寸法から外れる場合があります。
別注寸法ですと国土交通省仕様ではなくなる可能性がありますので、ご注意ください。
4,まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はFIプレートをご紹介しました。
国土交通省仕様という特色ある商品です。商品ページのリンクはこちら!→ FI正面型 / FI側面型
ご不明な点等ございましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。