パリ2024オリンピック、パラリンピックは
2024年7月26日〜9月8日まで開催されていました。
2020年には東京オリンピックが開催され、
開会式でのパフォーマンスでピクトグラムが大変注目されましたが
パリオリンピックのピクトグラムはチェックされましたでしょうか?
今回はパリ2024オリンピックのピクトグラムについて
詳しくご紹介していきます!
目次
- オリンピックピクト
- コンセプト
- ピクトの種類
- 東京2020との比較
- まとめ
1.オリンピックピクト
オリンピックのピクトグラムは、
東京1964オリンピックから生まれたものです。
来訪者をもてなす方法として発案されたのがピクトグラムでした。
東京1964以降、ピクトグラムは開催国によって
様々な工夫が凝らされ、大会ごとに様式が変更されてきました。
2.コンセプト
パリ2024オリンピックでは62の競技・種目を表すアイコンで、
オリンピック用は47種類。うち8つがパラリンピックと
共通として作成されました。
競技種目を表すだけではなく、家族・誇り・価値観・地域社会などを表す
「バッジ・オブ・オナー(名誉の印)」としても役割を担っています。
3.ピクトの種類
各ピクトグラムは対象軸・地面の描写・スポーツの表現という
3つの要素で構成されています。
今回は主に4分割されたシンメトリー(左右対称)の紋章型で、
上下が種目を表現、左右にはフィールドが示されています。
これはパリの石畳をイメージしたデザインだそうです。
デザインは青・赤・緑・紫の色彩で、
フランスの豊かさを多様性を表現しています。
これはパリ2024のスローガンである
「広く開かれた大会」の精神を表しています。
4.東京2020との比較
大会ごとに個性溢れるピクトグラムが作成されていますが、
ここで東京2020のピクトグラムと比較してみましょう!
こちらは「柔道」のピクトグラムです。
パリ2024は上下が道着、左右がフィールドのデザインです。
こちらは「バスケットボール」のピクトグラムです。
パリ2024は上下がボール、左右がフィールドのデザインです。
こちらは「アーチェリー」のピクトグラムです。
パリ2024は上下左右対象のデザインです。
こちらは「サーフィン」のピクトグラムです。
波とボードを表現したピクトグラムです。
ご紹介したように、
東京2020では人を用いたわかりやすいデザインが主流でしたが
パリ2024はデザイン性を意識したピクトグラムが多い印象です。
「オシャレ」という意見もありましたが、
「わかりにくい」という声もあったようです。
ピクトグラムは情報をわかりやすく伝えるためのツールではありますが、
時代や文化を映し出すアートとしての表現もできると感じました。
<参考記事>
<パリ2024ピクトグラム公式HP>
https://olympics.com/ja/paris-2024/the-games/the-brand/pictograms
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
その国の個性や大会への思いが込められたピクトグラム。
これからのオリンピックでも新しいピクトグラムが
作られていくと思うと楽しみです!