以前インクジェットシートの記事で少し触れましたが、
フジタではインクジェットシートを出力してからラミネート加工を施しています。
今回はそのラミネート加工について、詳しく説明していきます!
目次
◆ ラミネート加工とは?
◆ フジタの導入している機械
◆ ラミネートフィルムの種類
◆ まとめ
ラミネート加工とは?
ラミネート加工とは?
ラミネート(laminate)とは「貼り合わせる」という意味で、ラミネート加工とはアルミ箔・紙・フィルムなどの薄い材料を貼り合わせて層をつくる加工法のこと。
日本でラミネート加工というと、紙をプラスチックフィルムで挟む「パウチ加工」が一般的です。皆さんも乗り物の定期券や病院の診察券、または掲示物などで見かけたことがあるのではないでしょうか?
フジタでもパウチ加工の機械があり、資料づくりの際に使用しています!
ラミネート加工(パウチ加工)の目的は、紙など印刷物を保護することです。色落ちや水、ほこりなどから保護します。また、高級感を出すために使用される場合もあります。
フジタの導入している機械
フジタでは株式会社ラミーコーポレーション様の機械を導入しています。
↑ラミネート加工中の写真です。
以前、インクジェットシートについての記事でご紹介しましたが、フジタではインクジェットマシンで出力したものラミネート加工しています。汚れがつきにくく、防水効果、紫外線カットの耐候性、耐擦過性をアップさせています。
メディアを入れる側の人は、ほこりがメディアとラミネートの間に入ってしまわないように、手袋をつけて表面のごみを取りながら入れていきます。反対側の人は、メディアがしっかりラミネートされているかを確認し、二人一組で作業しています!
機械の仕組みですが、メディアを入れラミネーターのフィルムとアンダーフィルムで挟み込みます。ラミネーターは粘着面がメディアに接着するようになっており、セパレータというフィルムは上に巻き取られるようになっています。
株式会社ラミーコーポレーション様HP
ラミネートフィルムの種類
フジタでご用意しているラミネートの種類は4種類です。
①マットラミネートフィルム
ツヤがなく、マットな仕上がりです。ご指定のない場合は通常この仕上げになります。
写真はアルミ複合板にインクジェットシートを巻き込んだものです。
②コールドラミネートフィルム(ホワイトボード用)
ホワイトボード用のペンで書き込むための製品に使用します。社内でも活用しています♪
③グロスラミネートフィルム
マットではなく、ツヤで仕上げたい時に使用するフィルムです。
④バックコートラミネートフィルム(両面粘着フィルム)
板の裏からシートを貼る際などに使用します。
バックコートラミネートフィルムは表と裏の両方に粘着があります。フジタではガラスアクリル板の裏側からバックコートラミネートをしたインクジェットシートを貼り、シートの裏の粘着面にはカッティングシートを貼っています。他のラミネートではラミネートをかけたシートが一番手前にきますが、バックコートラミネートでは板が一番手前になります。
元は同じメディアですが、加工するフィルムによって仕上がりが異なります。このように、目的やお客様のご要望に合わせて4種類のラミネートフィルムを使い分けています!
まとめ
同じラミネートでも種類があることがわかっていただけましたでしょうか??
メディアを保護する役割だけに留まらず、機能を追加できるラミネートは使い方によって様々な幅が広がりそうですね〜〜^^