あけましておめでとうございます!皆様年末年始はどのように過ごされたのでしょうか?
フジタも本日から通常営業です。気持ちを切り替えて、また一年頑張ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年一本目の本日は、「表刷り」「裏刷り」という印刷方法についてのご紹介をしたいと思います。
目次
- 表刷りとは?
- 裏刷りとは?
- それぞれのメリット・デメリットとは?
- まとめ
1,表刷りとは?
以前、ダイレクト印刷機の印刷方法についてご紹介しました。
その中で、印刷手順として
①プライマー版(接着剤)
↓
②白版(※不要な場合もあります)
↓
③カラー版
の順に素材に印刷する、とご紹介したのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?
このように、素材の表面から順に版を乗せていく方法を「表刷り」と言います。
基本的には製品はすべてこの「表刷り」という方法を使って印刷されています。
← アクリルに印刷したもの
←ステンレスに印刷したもの
このように、どのような素材にも対応できる印刷方法です。
2,裏刷りとは?
では、「裏刷り」とはどのような方法でしょうか。
表刷りとは異なり、クリアアクリルやガラス調アクリルなど、透明な素材で使用される方法です。
使用する版は同じですが、素材の裏面から、
①プライマー版(接着剤)
↓
②カラー版
↓
③白版(※不要な場合もあります)
の順に印刷します。裏刷りでは印刷データが反転していますが、表返すと正しい表示になります。
裏刷りの例を見てみましょう!
こちらは、印刷後の透け防止のために、白で抑えていますが、文字が反転していますね。
これをひっくり返すと・・・
こうなります。
これが裏刷りです。フジタでは社名版などに応用されることが多い印刷方法です。
3,それぞれのメリット・デメリットとは?
表刷りのメリットは、やはりすべての素材に対応できる印刷である、ということです。
また、表面にそのまま印刷するため、データ通りの色が反映される、という利点もあります。
ただし、印刷部分が表面になるため、ものが当たる・いたずらなどによって印刷が欠ける危険があります。
対して、裏刷りは裏面から印刷するため、設置後に印刷部分に傷がつきにくい、というメリットがあります。
ただし、透明の素材にしか使用できない方法であることや、アクリルの色合いや厚みに影響され、イメージ通りの印刷色にならない場合もあるのが難点です。
4,まとめ
いかがでしたでしょうか?
どちらの方法も一長一短ではありますが、お客様のイメージに合った方法をご提案させていただきますので、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。