こんにちは!光宗です。
今回は「再剥離シート」についての豆知識をご紹介します!
目次
- 再剥離とは?
- 粘着の種類
- フジタの再剥離シート
- サインでの使用用途
- まとめ
1,再剥離とは?
再剥離(さいはくり)という言葉は辞書に載っていないそうです。ですが、剥離(はくり)と辞書をひくと「はがれること。また、はがしてとること。」とあるので、再剥離は「再びはがしてとれる」という意味で貼ったりはがしたりできる性質のことを言います。
身近な再剥離のものでいうと、付箋紙があります。
付箋とはメモ書きをする小さな紙を指し、糊やテープで貼り付けるものでした。今ではテープなどは使わず、貼ったりはがしたりできる3M社製品のポスト・イットが付箋の代名詞にもなり、広く使われています。
2,粘着の種類
シールの粘着には様々な種類があります。
幅広く使われている「一般粘着」を基準として、強力な粘着を必要とする場所に使う「強粘着」。逆に粘度の弱い「弱粘着」もあり、弱粘着シールは最終的に剥がすことが目的の場所に使用されます。
弱粘着(再剥離)とされているシールもありますが、必ずしも同じとは限らないようです。再剥離と書かれているものは、より糊残りが少ないよう工夫されており、繰り返しの使用が可能です。また、再剥離シートでも強粘着のものもあります。しかし、長期の使用には向かないということなのでご注意ください。
他にも特殊な粘着があり、冷蔵・冷凍用の温度の低い場所でも粘着力の低下しないものや、凸凹の面にも粘着しやすいもの、油分のある面にも油を吸い取り貼り付けできるものもあるんだとか!
3,フジタの再剥離シート
フジタで使用している再剥離シートは以前、この知恵袋でもご紹介したこちらのメディアです。
再剥離メディア 弱粘性のり付
その他、メディアに関する知識についてはこちらをご覧ください↓
3,サインでの使用用途
再剥離シートのご注文は多くありませんが、ご注文いただく際は部屋名の変更が既に決まっている室名札や案内板の表示や、使用期間が短い場所等で使用されます。
例えば、今は「多目的室」として使っている部屋を2ヶ月後には「3年5組」にしたい。という場合があるとすると、3年5組を印刷した上から再剥離シートで多目的室を貼っておき、2ヶ月後に再剥離シートをはがしていただく、という使い方です。通常のインクジェットシートではシートをはがす際に粘着が残ってしまうので、再剥離シートをオススメしております。
実際に、先月納めた案内板にも使用しました。
アルミ複合板にインクジェットシート貼りをした案内板の上から、再剥離シートを貼っています。
他の物件では、案内板で間仕切りのみを印刷したものに部屋名を再剥離シートで表示して、自由に移動させられる仕様なども製作しました。
5,まとめ
いかがでしたでしょうか?
私自身、フジタに入社するまで「再剥離」という言葉を聞いたことがありませんでしたが、粘着一つにしても様々な種類があると知りました。今は使用頻度の少ないものですが、便利な機能を生かした新たな使い方ができるのではないかと思うと夢が広がりますね・・・!