こんにちは!東京支店の小笠原です^^
今回はピクトサインに関する記事です。
毎日目にしているピクトサインですが、2020年に行われる東京オリンピックに伴い一部のピクトサインが変更しました。
昨年、ニュースでも頻繁に取り上げられていたのでご存知の方も多いかと思います。
改めて「ピクトサインとはなにか?」というところからご説明し、「どのようなピクトサインに変わったのか」ご紹介いたします。
目次
- ピクトサインとは
- ピクトサインを変更する理由
- 一部変更されたピクトサイン
- まとめ
1,ピクトサインとは
情報や注意を示すために表示される視覚記号(マーク)のことです。
文字による表現のかわりに視覚的な図で表現することで、言語の違いによる制約を受けずに情報の伝達を行うことが出来ます。多くの公共交通機関や公共施設などで広く使われています。
みなさんは、トイレや出入り口、駅の乗り換え案内など様々な場所で毎日目にしているかと思います!
2,ピクトサインを変更する理由
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックが大きなきっかけとなり、
①一部のピクトサインの変更 ②新たなピクトサインの追加 が決定しました。
オリンピックに伴い、日本各地でさらなる外国人観光客の増加が見込まれます。そのため、日本人だけでなく外国人観光客にもピクトサインをより分かりやすい内容に改正することが必要となりました。
昨年の平成28年7月7日には、第1回目のJIS原案作成委員会が開催されました。
ピクトサインは、ひと目見て情報を理解することが出来ますが、国によって文化が違うため意味を間違って捉えてしまうことがあります。
例えば、この温泉のピクトサインは(外国人の方から見ると)「スープや焼肉など温かい料理を提供する施設」と捉えてしまうようです。
どの国の人にとっても「わかりやすい」表示(ピクトサイン)が必要ですね。。。では、どの国の人たちにも利用しやすいピクトサインとは一体どのようなものでしょうか・・・。
次は、一部変更されたピクトサインをご紹介します。
3,一部変更されたピクトサイン
一部変更されたピクトサインは下記の7つです。
①駐車場
②手荷物受取所
③救護所
④乳幼児用設備
⑤乗り継ぎ(飛行機)
⑥案内所及び情報コーナー
⑦温泉
日本の国内規格(JIS)と、国際規格(ISO)のピクトサインのどちらが分かりやすいか、日本人・外国人それぞれ約1,000人ずつを対象としたアンケート調査に基づきJIS改正原案作成委員会より決定されました。温泉以外の6つは国際規格(ISO)のピクトサインとなり、温泉については表示者の判断で国内規格(JIS)と国際規格(ISO)どちらかを選択して使用出来るようになりました。
【経済産業省ホームページより:http://www.meti.go.jp/press/2016/03/20170322002/20170322002.html】
4,まとめ
2020年開催される東京オリンピックに向けて、ピクトサインの変更や交通の整備など着々と行われています。
今回ご紹介したピクトサインに関しても、ご存知の方も多いかと思います!
フジタも東京オリンピックに向けて、より視認性の高いサインを提供していきたいと思います。
★過去に、ピクトサインの歴史について詳しく書いた記事がございますので、ご興味のある方は合わせてご覧ください。
ピクトサインの歴史