カッティングシートは印刷と違って剥がすことができます。
表示内容を新たに変えたいとき、または失敗してしまったときなど・・・
剥がしてまた新たにシートを貼る。といった工程はよく行われます。
その際、一部だけの修正がしたい!といったこともあると思います。
専門的な内容になりますが、今回はシート文字を部分修正する方法についてご紹介したいと思います。
目次
- シート剥がし
- ゲージを決める
- 貼り付け
- まとめ
1,シート剥がし
まず既存のシートや失敗したシートを剥がす方法からご紹介いたします。
貼って間もないシートは比較的に剥がしやすいと思います。
ですが貼ってから数年経っているものですと、シートが劣化し細かく途切れやすく非常に剥がしにくくなっている可能性がございます。
ドライヤーなどでカッティングシートをあたためながら作業することで粘着が柔らかくなり剥がしやすくなります。
シート剥がし剤などは塩ビ系の表面には効果がありませんので、剥がした後の糊気とりなどにご使用になってください。
くれぐれもシート剥がし剤や道具は素材を傷めないものをお選びください。
修正箇所が多いと気が遠くなりますが、手で剥がしていくのが一番安全なやり方です。(フジタ調べ・・)
2,ゲージを決める
弊社の規格商品アルミ製のFT81(表示面サイズ:W250×H81)を元にしてご説明いたします。
こちらの文字、「消火栓ポンプ室」のはずが「消化栓ポンプ室」になっています。
こちらの「化」の部分のシートを修正します。
修正部分がずれてしまっては不格好なので、まずはゲージを決めてシートを貼ります。
まっすぐ貼れるよう動かない部分をゲージにしてカットデータを作ります。
★板面の左上をゲージにする方法
このような場合は板面の左上をゲージにします。
作るカットデータはこちら。
※赤い部分がゲージ
★隣の文字をゲージにする方法
ゲージは修正する近い部分にすると余分なシートを使わないで済むので、
シート加工に慣れてくれば隣の文字をゲージにしたカットデータを作ります。
消の右側の部分をゲージにするカットデータはこちら。
※赤い部分がゲージ
3,貼り付け
カッティングシートをカットします。
シートのカス取りをしてから、転写シート(リタックシート)を使用して貼り付けます。
★板面の左上をゲージにする方法
表示板をゲージにしたものは左上に合わせて貼り付けます。
★隣の文字をゲージにする方法
隣の文字をゲージにしたものを貼ります。
このときゲージにした文字が貼り付ついてしまわないように、後ろに透明フィルムを貼り付けるなどすると良いです。
4,まとめ
いかがでしたか?
今回は文面では少し分かり難い内容だったかもしれません・・。
実際にご覧になりたいという方は、工場見学を行っておりますのでその際見学をお申し付けくださいませ。
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