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前回、ステンレスの表面処理まとめをご紹介しました。

今回は室名サインでもご好評いただいている素材、アルミの表面処理をご紹介いたします。

目次目次

  1. アルミとは
  2. 表面処理の種類
  3. アルミ製 室名サイン
  4. まとめ

1, アルミとは

1円

アルミとは「アルミニウム」の略。
一番身近なアルミといえば1円玉。純度100パーセントの純アルミニウム製だそうです。
他には飲料水の缶や自動車にも使用されていますが、それらは純アルミニウムと他の元素が混ざっているものです。
様々な組み合わせによってアルミニウムはニーズにあった加工物へとなっています。
特性としては、軽い、錆びない、強い、加工性が良い、電気を通す、磁気を帯びない、熱を伝える、低温に強い、光や熱を反射する、毒性がない、鋳造しやすい、接合しやすい、真空特性が良い、再生しやすい、美しい、など様々なものがあります。

2, 表面処理の種類

アルミは一般的に耐食性が高いので、表面処理をせずに使用されることも多いです。
ですが極度の湿気や酸性、またアルカリ性の環境のなかでは、アルミの表面が酸化して腐食してしまうこともあります。
そのようなことがないよう表面処理を施します。

アルマイト処理

FT200

アルミの表面処理でもっとも一般的なのが、アルマイト処理です。
アルミニウムはもともと空気中の酸素に反応して薄い酸化被膜(アルミの酸化物)ができているので、他の金属に比べて耐食性があると言われています。
ですが、それはとても薄い被膜である為、冒頭でも言っていたような厳しい環境下では腐食してしまうことがあります。
そこでアルミニウムを陽極で電解処理をして、人工的に酸化被膜を厚く生成させる表面処理がアルマイト処理になります。
アルミの耐食性を上げたり、酸化被膜をもっと厚くすることで絶縁性も向上させることができます。

電解着色

1
酸化被膜には小さな孔がたくさん空いており、電気を流しながら伝導性のある塗料を被覆物に電着させる処理によって、通常の塗装よりも均一な塗膜を形成することができます。
ステン色や黒色などもこの方法によって着色することができます。
この方法だと耐候性が増して紫外線などの影響を受けないので、外部の自立サインや電飾看板などにも多く使用されます。

メッキ処理

酸化しにくい金属の皮膜で覆う表面処理のこと。
アルミに直接行うことのできるメッキ処理は、亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、無電解ニッケルメッキなどがあります。

塗装

2
塗装は樹脂皮膜をスプレーガンや刷毛などで表面に付着する方法です。
塗料を使うので、様々なカラーバリエーションが楽しめます。

研磨

ステンレスの処理と同様に、バフ研磨が可能です。
少し意外?ですが、アルミでも鏡面のようにピカピカに仕上げることができます。

3, アルミ製 室名サイン

ft001
フジタの室名サインに使用しているアルミは、全てアルマイト処理を行っています。
耐候性が高く、表示方法をカッティングシートに指定していただければ外部での使用も可能です。
外部の倉庫や、トイレ、案内板、誘導表示などにご使用いただけます。

詳しい商品のご紹介はこちらの記事をご覧ください。
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5,まとめ

いかがでしたか?

私自身アルマイト処理の方法を知らなかったので、今回まとめてみてとても勉強になりました。
アルミは軽くて指紋もつきにくいですが、高級感もあって非常に扱いやすい素材です。

ぜひご検討くださいませ!

 
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