お電話で時折話題に上るのが、「室内サインが欲しいんだけれど、何のピクトがお勧めですか」というものです。
フジタのピクトはカタログに載せているだけでも約500種類・・・なるほど確かに選びにくいかもしれませんね。
そこで、本日はご注文の多い「トイレサイン」を例に挙げて、ピクトを選ぶ手順の一例をご紹介したいと思います。
目次
- 何のための部屋?
- トイレを例に挙げると・・・
- まとめ
1,何のための部屋?
室名表示を考えるとき、一番に確認しなければいけないことはなんでしょう?
当然ですが、その部屋がなんの用途に使われるのか、ということです。
・何をするための部屋で、どんな設備があるのか
・主に使用するのはどんな人なのか
この2つをまず押さえておくとピクト選びの指針になります。
文字だけにするのか、可愛らしいピクトを使うのか、ピクトと文字を併記するのか、点字を入れるのか・・・
使用者に配慮したピクト選びが重要です。
2,トイレを例に挙げると・・・
それでは例として、「トイレにサインを設置する」という場合で考えてみましょう。
・どんな設備があるのか?
トイレの設備としては、幼児用設備・オストメイト用設備などがよく使用されます。
既製の多目的ピクトも多数ご用意しております。
※多目的トイレの表記については、こちらもご参照くださいませ。
優先者が一目で分かる!多目的トイレピクトを解説
ユニバーサルデザイン7つの原則〜多機能トイレを例に挙げて〜
ここで一つ注意したいのは、既製の多目的ピクトをそのまま使ったら、実際にはその設備がなかった!ということが起こり得る、ということです。
フジタでも、オストメイトの表示入りのサインをお納めしたら、実際にはオストメイト設備がなかった・・・という冗談のような実話があります。(再制作となりました・・・)
また、和式か洋式か、手摺の有無は?などもピクトで表示されることがあります。
こちらはトイレ全体の入り口、というよりは個室の一つ一つに付けられることが多いようです。
実際の設備に合わせて組み合わせを変えたピクトも制作できますので、ぜひ一度お問い合わせくださいませ。
・どんな人が使うのか?
例えば保育園・幼稚園などの場合はお子さん向けのピクトを使用されることが多くあります。
学校などでは教員向け・生徒向けと分けられることも!
そこで、お子さんが見てもわかりやすい・区別しやすいピクトが求められます。
また、点字を入れるピクトサインもあります。
「多目的/多機能トイレにはどのような点字を入れるのが良いですか?」と尋ねられることがありますが、そのまま「たもくてきといれ」をお勧めしています。
これは「どなたでもご自由にお使いください」などの文言を点字で入れても、何のための設備かわからない、という問題があるからです。
3,まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はトイレのピクトを例に挙げてご紹介しましたが、どんな施設でも基本は同じです。
何のために、誰が使用するのかを基準に、見やすく適切な情報を伝えるサインをお選びいただければと思います。
ご提案・別注対応なども行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ!