フジタではスライドロック(樹脂製の取付機構)を木製プレートだけで年間9000枚以上取り付けています。
これをひとつひとつ手作業で行うにはかなり納期がかかってしまいます。
アクリル製プレートはまだ手作業での取り付けですが、特に出荷枚数の多い木製プレートへのスライドロックを自動で取り付けることができるマシンの導入を行いました。
今回は、そのフジタで使用している「スライドロック締機」について、ご紹介いたします。
目次
- スライドロックとは?
- 従来の取り付け方
- 取り付けマシン1号
- 取り付けマシン2号
- まとめ
1,スライドロックとは?
スライドロックとは、フジタが独自で製作した、室名札の脱着が簡単に行える樹脂製の取付機構です。
木製のプレートやアクリルのプレートの裏についています。
その名の通り、表示面をスライドして寒暖に脱着が行えます。
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2,従来の取り付け方
元々、スライドロックの取付け方はひとつひとつ全て手作業で行っていました。
木製プレートの場合、取り付ける基板をセットし、基板のサイズに合ったスライドロックゲージをセットして、さらにビスをセットという工程をしてからネジを締めていました。
3,取り付けマシン1号
第1弾のスライドロックマシンとして導入されたのが、自動でビスを供給してくれる機械です。
ビスを専用の容器に入れると、エアーの力でビスがビットの先まで送られてくるので、そのまま木製室名札等にビスを締めることができます。
しかし自動なのはこれだけで、ビス5箇所ひとつひとつをつけるところは手作業の時と変わりませんでした。
4,取り付けマシン2号
さらなる改良をと第2弾にできたのが、現在作動しているスライドロック締機です。
今回はビスの自動供給だけでなく、5点のビス締め付けまで自動で行ってくれます。
木製室名札をセットすると左右上下でがっちり固定され、その上にスライドロックゲージを使用せずにスライドロックを四隅にはめてボタンを押すだけで、しっかりビスを締めてくれます。
この機械は、ほとんどの木製サインの規格サイズに対応しています。
5,まとめ
今回は木製プレートのスライドロックを取り付けるマシンについてご紹介しました。
この機械の導入によって、スライドロックを付ける作業スピードが格段に上がりました。
今後ともお客様にもより早く商品をお届けするために、設備を整える努力をしていきたいと思います。