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フジタではサインプレートの塗装のご注文もお受けしております。
専門的な設備がいるため外注にはなりますが、サインプレートや金具部分、銘板などの塗装に対応できます。

通常の印刷機では表示面の1面のみ印刷で、側面にあたる小口の部分に色をつけることはできません。
プレート全体、また金具の部分もオリジナルの色にしたい!という場合には塗装をご提案いたします。

今回はサインの取付金具や外部の銘板などの、金属系に行う「焼付塗装」をご紹介いたします。

目次目次

  1. 焼付塗装とは
  2. 可能な素材・不可な素材
  3. 取り扱いのご注意
  4. まとめ

1, 焼付塗装とは

焼き付け塗装商品の写真

焼付塗装とは、塗料に熱を加えて硬化させる塗装方法です。
120〜200度の温度で30分以上加熱します。
加熱すれば焼付塗装になるというわけではなく、加熱をして硬化する専用の塗料で行います。

焼付塗装をすると硬度や耐久性が高くなり、粗熱が取れればすぐに使用出来るといったメリットがあります。
ツヤの加減については、一般的にツヤがなさすぎると素朴な印象に、ツヤがありすぎても安っぽい印象になったりすると言われます。
弊社で扱っている室名サインに行う塗装は間の5分ツヤが多いです。程よく高級感のある印象です。

焼付塗装のなかでもいくつか種類が分けられます。

■ メラミン焼付塗装

または合成樹脂焼付塗装と呼ばれます。
焼付塗装の中ではもっとも一般的なもので、耐候性・耐久性・耐水性・耐酸性など平均的に良いものです。
ツヤ加減は、ツヤなし・3分ツヤ・5分ツヤ・全ツヤなど自由に調節できます。
価格は比較的に安価な塗料です。

■ アクリル焼付塗装

メラミン塗装に比べて1ランク上の仕上がりで、硬く、耐久性に優れた塗装です。
色やツヤ加減の調節も可能です。

■ フッ素焼付塗装

汚れを弾きやすく、紫外線に強いなどとても高い超耐候性の塗装で、家の外壁や道路の資材などによく使用される塗装です。
身近なものでいうと消火器の塗装にも使用されています。
ツヤの調整はやや制限があります。
価格は非常に高い塗料です。

2, 可能な素材・不可能な素材

まるばつ

○ 焼付塗装が可能な素材

先ほどいったように120〜180度の温度がかかるので、熱に強い素材になります。
・鉄
・アルミ
・ステンレス
・真鍮
・亜鉛ダイキャスト
・アルミダイキャスト 等

× 焼付塗装が不可能な素材

樹脂系の熱に弱い素材には焼付塗装ができません。
・ABS樹脂
・ナイロン
・ポリカーボネイト
・塩化ビニル
・カーボン 等

焼付できない素材には、ウレタン塗装を行います。

3, 取り扱いのご注意

※塗装面に傷がつかないよう注意する。
塗装したプレートなどを重ねて置いたり、何かに接触する際は気をつける必要があります。
傷がつくとそこから剥がれが起きることがあります。

※塗装面に粘着のあるテープなどを貼り付けない。
はがすときに塗装も一緒に剥がれてしまう恐れがあります。

※お手入れの際、溶剤系のものを使用しない。
シンナーなどの溶剤で強くこすると、塗膜が薄くなり艶が出てしまうことがあります。
固く絞った布巾などでお手入れされることをおすすめします。

塗装の剥がれを防ぐため、フジタでは塗装物の梱包はより厳重に行っております。

4,まとめ

いかがでしたか?
焼付塗装は小口までご希望の色にできるということだけでなく、耐候性の強化にもなります。
フジタの規格商品で言うと、突出型サインの金具を茶色やブロンズ色に焼付塗装しています。
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