天吊

こんにちは。東京支店の岸本です。

日々のお電話でお問い合わせを頂いておりますが、その中で「サインの取り付け方」についての
お問い合わせをよく頂きます。
フジタでは基本施工は行っておりませんが、サインの取り付け方については
度々知恵袋でも取り上げさせて頂いています。

その中でも定期的に頂くのが「天吊サイン」の取り付け方です。
ただ天井に穴を開けて取り付けるだけではダメなの?と最初私は思っていたのですが、
それではNGなのです。

施設によって天井の造りはそれぞれなので一括にはできませんが、一例として紹介させて頂きます。

目次目次

  1. 取り付けに適した箇所とは?
  2. 天吊サインの取り付け方
  3. まとめ

1.取り付けに適した箇所とは?

今回は「二重天井」と呼ばれる天井に取り付けることを前提にします。

「二重天井」とは…?
上階の床の裏から吊金具などで格子状に組まれた下地を吊り、その下地に天井板を貼っている
天井のことです。
(上階の床裏にそのまま天井板を貼り付けるのは逆に「直天井」と呼ばれます。)

簡単に図にするとこのような感じになっています。

天吊

下地部分は木材やLGS(Light gauge steel)などと呼ばれる軽量鉄骨が使用されており、
後者は「軽天井」などとも呼ばれています。

この二重天井は遮音性が高い(階上の音が響きにくい)ことや、天井裏に配線や配管を通すことが
出来るなどのメリットがあるようです。
空間を無駄にしない造りになっていますね。

天吊2

二重天井に取り付ける際は「野縁(のぶち)」と呼ばれる、下地がある箇所を一番に考えましょう。
その際はビスでの取り付けになります。

下地がない箇所はいわゆる空洞状態になっているため、取り付けが不十分ですと
サインの重みで落下する危険性があり重大な事故につながってしまいます!
(DIYでオシャレな照明を取り付けたいなあ……という時などでも同じです。)

やむをえず下地のない箇所に取り付ける際は、取り付け用のアンカーと天井板が天吊サインの重みに
耐えられるか
を必ずご確認ください!

いずれの場合でも、天井裏の状況を必ず確認するようにしましょう。

 

2.天吊サインの取り付け方

 

こちらはパイプ付きの天吊サインの取り付け方をわかりやすく動画で解説しています。

パイプ無しで直付けする場合でも、天井に直接取り付けるビス以外はすべてセットになっていますので、
取付予定の天井に合わせた部材をご用意いただければ取り付けることが出来ます。

 

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
取り付け場所を選定することは安全のためにも大変重要です。

今回紹介させていただいたのはあくまで一例のため、
実際に取り付けたい場所の状況をよく確認し、安全に配慮して取り付けを行ってください。

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