こんにちは!京都本社の今井です。

今回の知恵袋は、日塗工の色票番号についてのお話です。

目次目次

  1. “日塗工”とは
  2. 日塗工の色票番号
  3. まとめ

1,”日塗工”とは

サインでも大切な要素のひとつである、色。

フジタではサインに表示する、文字やピクトの色を、お客様ご希望の指定色に変更していただくことが可能です。

UV印刷の場合は、ご指定の近似色にて対応いたします。

色を指定する時に、よく用いるのが「日塗工の色票番号」です。

では、そもそも日塗工とは何でしょうか。

ずばり、日塗工とは、「一般社団法人日本塗料工業会」の略称です。

(一般社団法人日本塗料工業会ホームページ→一般社団法人日本塗料工業会 | トップページ (toryo.or.jp)))

以下、ホームページから目的と事業を一部引用します。


1.業界の共通課題である経営、環境、安全に関わる調査・研究

2.国内外での品質、規格に関する標準化

3.国際間の共通課題に対する情報交換と対策

4.業界共通色票である塗料用標準色の作成

5.製・販・装連携の普及啓発、発展

(一般社団法人日本塗料工業会ホームページより引用→JPMA:日本塗料工業会のご案内とお知らせ (toryo.or.jp)


概要をまとめますと、日塗工は、塗料についての情報収集や調査、研究を行ったり、塗料の品質・規格を保つための対策をしたりする、塗料工業の発展を目指す組織といえます。

2,日塗工の色票番号

日塗工が、塗料にまつわる組織の名称だということが分かりました。

では次に、日塗工の色票番号についてです。

色票番号とは、日塗工が隔年で発行している「塗料用標準色」という、色見本帳にある色一つ一つにつけられた、固有の番号のことです。

例えば、フジタの印刷に用いる規格色の赤は「05-40X」となります。(以下がフジタ印刷基準色)

ただ「赤」というだけではどんな赤なのかが特定できませんが、日塗工の色票番号を指定することによって、「色見本帳のこの色だ!」ということ分かり、正確に色を特定できるのです。

ちなみに、日塗工の色見本帳は「塗料用標準色」という名の通り、塗料の色指定を想定して作られています。

UV印刷で日塗工の式票番号の指定色を印刷する場合、近似色での製作になるのはそのためです。

(塗料の色を指定しているため、塗装ではない印刷では、見た目が似ていても全く同じ色になるとは限らないため。)

ちなみに2021年現在、日塗工色見本の最新版は、2021年度版で実用色654色収録[新色58色]とのことです。すごい数ですね!

以下の写真が実際の色見本。写真は2015年度ポケット版です。

3,まとめ

今回は日塗工の色票番号についてご紹介しました。

色票番号により、特定の色を正確に認識・伝達することが可能なんですね。

私自身、日塗工についてよく知らなかったので、とても勉強になりました。

UV印刷は様々な色での印刷が可能です。サインの印刷色やデザインについても、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

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