東京オリンピック画像

約一ヶ月前、ブラジル・リオデジャネイロにて、第31回のオリンピックが開催されましたね!

様々な問題点が指摘されていましたが、無事に終わりましたね。よかったです^^

どの競技も感動しましたが、【男子体操競技団体戦】には、

特に感動させられました(T△T)!おめでとう金メダル✨

スポーツはやっぱりいいですね✨

 

次のオリンピックは2020年に、東京で開催されます!

オリンピック開催に伴い、今後さらに外国人観光客が増えると予想されます。

そこで今回は、「外国人の視点で考える案内板」についての記事です。

 

 

目次目次

◆年々増える外国人観光客!

◆ 外国人観光客が増えたことによって、変わった標記

◆ 今度、案内板にはどのような工夫が必要?

◆ CUDについて

◆ まとめ

年々増える外国人観光客!

2020年のオリンピック開催地として、注目を集める日本!

下の表を見て分かる通り、年々外国人観光客が増え続けています。【表1】

外国人出国数

【表1】国土交通省観光庁 http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/in_out.html

 

外国人観光客が年々増えている理由は、3つ挙げられます。

①日本政府が中国や東南アジアなどを対象に、「ビザの条件緩和」を実施していること。

ビザ緩和を通じ、観光客の増加、ビジネス面での利便性の向上など、各国との交流が一層発展することが期待されています。ビザの免除を2004年(平成16年)4月に香港で行ったところ、旅行者数は前年度と比較すると31%増加しました。

※ビザ・・・渡航先の国が発行する「入国許可証」のこと。

ビザには様々な種類があり、それぞれ取得に必要な要件が細かく定められている。

 

②2013年頃にはじまった円安による影響

消費税免除に円安効果が加わったことで、2014年頃から買い物好きの中国人旅行者が増加しました。中国人旅行者の派手な購買行動は、社会現象としても注目されました。「爆買い」が流行語大賞を受賞したのは、記憶に新しいと思います!

※円安・・・「円の価値」が「他国の通過」より下がること。(外国人観光客にとっては宿泊代や買い物の代金が安くなる。)

 

③海外で日本への評価や関心が高まっていること

2013年から始まった「クールジャパン」により、海外で再びアニメやファッション、日本食が注目を集めています。例えばファッションの分野では、きゃりーぱみゅぱみゅが海外でも人気となっており、クールジャパンの取り組みとしてユニバーサルスタジオジャパンにアトラクションができました。

※クールジャパン・・・ファッションやアニメなどの新しい日本文化を積極的に海外に売り込む施策のこと。

外国人観光客が増えたことによって、変わった標記!

2020年の東京オリンピックにともない、外国人観光客が安心して歩ける環境を作ろう!という動きが広まっています(・U・)

その1つに「地図記号の変更」が挙げられます。

国土交通省の国土地理院が「外国人向けの地図」に記載する地図記号を

より分かりやすくするため変更しました。

地図記号は、観光客の利用頻度が高いホテル、コンビニエンスストア、交番、病院

などの15種類が改訂されました!

スマホの地図アプリや旅行ガイドブックなどでの使用される予定です。【図1】

 

サインの知恵袋jpg

         【図1】外国人向けの地図記号

 

 

例えば、ホテルの地図記号【図2】・・・。

変更された理由は2つ挙げられます!

①HをHospital(病院)と間違えてしまうこと

②ドイツのバス標記とかぶっていること   等が理由で、新しい地図記号に変わりました。

 

サインの知恵袋②

          【図2】ホテルの地図記号

 

 

それぞれ国の文化が異なるため、誰にでも分かるようにするには難しいですね><!

様々な工夫が必要です!

 

 

出典:国土交通省 国土地理院「外国人向け地図記号リスト」を元に作成http://www.gsi.go.jp/kihonjohochousa/kihonjohochousa60019.html

今後、案内板にはどのような工夫が必要?

地図記号は変わりましたが、、、案内板にはどのような工夫が求められるでしょうか!

分かりやすい記号にすることはもちろん、「色」にも工夫する必要があります。

なぜ色にも工夫する必要があるのかというと、外国では「実際の色と違った色に見える」など色の見分けがつきにくい人の割合が高いからです。

「情報を正確に受け取れていない」「不便さを感じる」「安全が確保できていない」といったことが起こってしまうため、案内板には「色」に配慮したCUD(カラーユニバーサルデザインを使うことが望ましいです!

また、国土交通省では徒歩や公共交通機関によって移動する観光客の多くが必要とする観光情報を、現地において提供することができる案内標識について、整備の際に留意すべき事項をまとめた「観光活性化標識ガイドライン」が策定されていますので参考にしてみてください。

http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/guideline.html

http://fujita3blog.wp.xdomain.jp/2015/11/02/cud-2/

http://fujita3blog.wp.xdomain.jp/2016/04/05/post-2307/

CUDについて

CUD(カラーユニバーサル設計)とは、人間の色覚の多様性に配慮し、より多くの人に利用しやすい配色を行った製品や施設・建築物、環境、サービス、情報を提供するという考え方のことです。(NPO法人カラーユニバーサル機構より)

以前にCUD(カラーユニバーサル設計)について書いた記事があるので

参考にしてみてください。

http://fujita3blog.wp.xdomain.jp/2015/10/19/cud-1-2/

 

まとめ

2020年の東京オリンピック、ビザの緩和、円安、クールジャパンの影響から

これからさらに外国人観光客が増加していくことが予想されます。

そのため、外国人観光客の人が安心して日本を歩けるよう案内板をCUDにするなどした工夫が必要となります!

フジタでもCUD(カラーユニバーサルデザイン)の案内板を取り扱っておりますので

ぜひご相談くださいませ(^▽^)ノ