サインには視認性が必要不可欠です。
視認性とは、目で見たときの見やすさを指します。
背景の色と文字の見やすい組み合わせや、文字の大きさなどが視認性の度合いをはかります。
室名サインには表示の他にも形状や取り付け位置で視認性の度合いを上げることができます。
今回はそんなサインの視認性を高める4つのポイントをご紹介します♪
目次
- 色の組み合わせ
- 文字の大きさ
- 本体の素材・形状
- 取り付け位置
- まとめ
1. 色の組み合わせ
先ほど冒頭でもあげた、「背景の色と文字の見やすい組み合わせ」は視認性をあげるひとつの要素です。
同じ黄色でも背景が白と黒とでは見やすさが異なります。
このことから単体の色の見やすさではなく、背景の色と文字や図柄の色の組み合わせが視認性を左右することが分かります。
具体的にどういった配色が良いのか迷った時はCUD(カラーユニバーサルデザイン)を参考にされることをお勧めします。
以前の記事で二回に渡ってご紹介した、CUDは色弱者を含め あらゆる人に見やすい色を考えてデザインされたものです。
https://www.fujitanet.co.jp/chiebukuro/5041
https://www.fujitanet.co.jp/chiebukuro/5045
CUDは記事でもご紹介した様に注意点がいくつかありますが、CUD認定を受けたデザインは視認性の高さもお墨付きです。
CUDの推奨配色セットのガイドブックをPDFデータは下記HPより無償ダウンロードできますのでご参考にしてみてはいかがでしょうか。
http://jfly.iam.u-tokyo.ac.jp/colorset/
2. 文字の大きさ
視認性の高い文字の大きさを決めるには、本体の大きさや取り付け位置にもよりますが、フジタではサインに関する蓄積されたノウハウから商品ごとに文字の規格サイズを定めています。
ご指定がなければこの規格サイズで製作しております。
3. 本体の素材・形状
色、文字の大きさと視認性を高めるデザインについてご説明しましたが、本体があってのデザインですよね。
つぎは視認性の高いサイン本体の形状をご紹介します。
◇アクリルマット
フジタで扱っているサインは基本的に屋内のサインですが、屋内サインでも照明の反射や、窓のそばなどでは強い日差しなどが、視認性をさげる要因になります。
ツヤ有りのアクリル板やステンレスなどはそういった影響を受けやすいこともあります。
そこでおすすめなのはツヤ無しのマットアクリルを使ったサインです。
ツヤかマットかは好みがあるかと思いますが、反射がないため視認性はぐっとあがります。
比較をしてみました。
左側のツヤ有りアクリルは窓からの光が反射しています。
ここに文字情報があると想定するとマットのほうが視認性が高いように思います。
規格商品でツヤ有りのアクリルサインでも、別注としてアクリルマットに変更できますので、ご希望があればご相談くださいませ。
◇プリズムプレート
フジタの製品で特に視認性を意識して生まれたのが<b>プリズムプレート</b>です。
裏表どちらからで見えるのがスタンダードな突出型のサインですが、
プリズムプレートは180度、あらゆる角度から表示を見ることのできる立体構造の突出サインです。
ピクトサインに大きいサイズはもちろん、文字のみ用のサイズもありますのでシンプルでありながらも視認性の高いサインです。
◇3Dピクト
ついにピクトグラムが立体化しました。
こちらは今年の9月から新商品として登場した<b>3Dピクトサイン</b>です!
まるで宙に浮いている様なお洒落なサインです。
ピクト自体が立体になっているので目につきやすく、周りが白い壁だとより一層 視認性があがります。
またアルミや木製など様々な素材と組み合わせた商品もありますので、周囲の環境に合わせたサインをお選び頂けます。
◆ 3Dピクトサインの3つのメリット
・視認性
今までにない立体感で視線をキャッチ
・耐久性
耐久性の素材なので室内外で使用可能
・存在感
かつてない三次元で思わず目を引く存在感
詳しくご覧になられたい方はカタログ請求ページから3Dピクトサインのリーフレットをご請求くださいませ。
4. 取り付け位置
サイン取り付け位置も視認性に大きく関わるところです。
サイン本体の大きさや建物の天井の高さ、施設を利用される方によって多少調節の必要がありますが、目安として参考にしてください。
◎ 平付サイン・・・床面から表示板中心まで約1300〜1500mm程度
◎ 突出サイン・・・床面から表示板中心まで約1800〜2000mm程度
◎ 点字サイン・・・床面から表示板中心まで1400mm程度
5. まとめ
いかがでしたか?
今回はサインの視認性を高める4つのポイントをご紹介しました。
配色・文字の大きさ・本体の形状・取り付け位置 を工夫することです。
フジタには長年のノウハウを集結した規格サインがあります。
ぜひ屋内のサインでお困りのことがございましたらご相談くださいませ。