前回ご紹介した点字サインの知識 初級編の第二弾、今回はその中級編です。
点字って難しそう。。。と敬遠しそうですが、
へ〜点字ってそんな風に表記されてたんだ〜。
と少し興味を持っていただければ幸いです。
目次
- 点字一覧表
- 仮名遣い 表記のルール
- 数字 表記のルール
- アルファベット 表記のルール
- まとめ
1, 点字一覧表
こちらは点字の読み方一覧表です。
前回もご紹介したように、点字は6つの点が1ブロックになっています。
では、この点字一覧通りに作りたい文字に並べれば完璧!
・・・ということではありません。
点字表記にはいくつかのルールがあります。
その中の基本的なものをご紹介いたします。
2, 仮名遣い 表記のルール
(1)助詞の「を」は、発音に関わりなく「を」と書きますが、
助詞の「は」「へ」は、発音する通りに「わ」「え」と書く。
(2)「言う」の語幹は、「ユ」と発音しても常に「イ」と書く。
(3)ア列の長音はア列の仮名に「ア」を添え、
イ列とエ列の長音はイ列・エ列の仮名に「イ」を添えて書く。
【備考】エ列の長音のうち和語は「エ」を添えて書く。
(4)ウ列とオ列の長音は、ウ列・オ列の仮名に【長音府】を添えてきます。
仮名のルールは基本的にはこのような感じです。
私はいつも心の中で発音しながら考えて書いています。笑
3, 数字 表記のルール
次に、数字表記のルールです。
数字表記には【数符】というものが付きます。
(1)【数府】を前置し、4桁までは一続きに書く。
(2)地名や人名などの固有名詞の中に使われている数字は、仮名で書くことを原則とする。
4, アルファベット 表記のルール
点字で表す「あ」と「a」は点字では同じ表記になるので、その文字の前には必ず【外字符】をつけます。
アルファベットは【外字符】を前置して書く。
略称など2字以上の場合でも、ひとつの【外字符】に続けて書く。
大文字に該当する文字に【大文字符】を前置して書くが、
一続きの文字がすべて大文字の場合は、【外字符】の直後に二重に【大文字符】を続けて書く。
5, まとめ
実際に点字を表記をする機会はあまりないと思いますが、
点字は、案内サインや室名サインへの表記率が増えているので、
まめ知識として知っておくと良いネタになるかもしれません笑