フォントには数えきれないほどの種類があります。
その中でも室名サインには見やすい、分かりやすいフォント(書体)を使用することが第一条件です。
前回の記事、「文字バランスを美しく魅せるコツ」でもご紹介したように、
文字が与える印象はフォントによっても異なりますよね!
今回はフジタで使用している標準のフォントや、その他 サインに適しているフォントをご紹介します!
目次
- フジタの標準フォント
- 設置する施設の雰囲気に合わせる
- その他 サインに適したフォント
- 特殊な別注フォントを使いたい
- まとめ
1. フジタの標準フォント
フジタで主に使用されるピクトは、丸ゴシック体・角ゴシック体・明朝体の3つです。
丸ゴシック体は、スーラDBというフォントを使用しています。
注文時、フォントの種類のご指示がない場合はほとんどの商品が丸ゴシック体での製作となります。
『スーラ』(Wikipediaより引用)
スーラはフォントワークスが発売した丸ゴシック体。
1990年にMacintosh用DTPフォントとしてリリースされた。
フランスの画家、ジョルジュ・スーラにちなんで名付けられた。
広告・雑誌などの商業印刷媒体から、屋外サイン、映像分野におけるテロップ・フリップまで幅広く使用されている。
角ゴシック体は、新ゴMというフォントを使用しています。
『新ゴ(しんご)』(Wikipediaより引用)
モリサワが開発・販売するモダンゴシック体およびそのフォント製品。
1990年、「新ゴシック体」の名称で写植用書体として発売。電算写植用には「新ゴシック」ファミリー、DTP用には「新ゴ」ファミリーの名称でリリースされた。ヘルベチカに代表される欧文のモダンサンセリフの持つ直線的で近代的な表情を持つ書体の完成を目標に、小塚昌彦を制作統括者に迎え、1986年より開発が開始された。
明朝体は、HG明朝Eというフォントを使用しています。
『明朝体』(Wikipediaより引用)
明朝体(みんちょうたい)とは漢字や仮名の書体の一種で、セリフ書体に分類される。漢字や仮名の表示や印刷において標準的な書体である。中国語では宋体、明体とも。日本においては、明治の活字技術の導入期にひらがな・カタカナを漢字とは別様のまま遣ったためバリエーションが生じた。
2. 設置する施設の雰囲気に合わせる
丸ゴシック、角ゴシック、明朝体、いずれも見やすいフォントですが、
感じる印象が違います。
室名札として使用する際にはその印象と施設の雰囲気を合わせたフォントをご提案します。
以前サイン計画の記事でもご紹介しましたが、
丸ゴシック→角ゴシック→明朝体になるにつれて、かっちりとした印象を与えます。
幼稚園 → 学校 → 役所
カジュアル → フォーマル
といった感じでしょうか。
3. その他 サインに適したフォント
その他によく使用されるフォントは、標準のスーラや新ゴの太さ違いなどがあります。
JIS規格の商品であるFI(えふあい)プレート【国土交通省室名札】には、
太ゴ(太ゴシック体)というフォントが採用されています。
FIプレートを注文の際、フォントの種類のご指示がない場合は全て太ゴとなります。
4. 特殊な別注フォントを使いたい
既存でついているサインのフォントに合わせたい、
もっと個性のあるフォントにしたい!といったご要望もいただきます。
その際 弊社が持っているフォントであればすぐに使用は可能ですが、
まれにフォントがない場合もございます。
有料フォントですと追加料金が発生致しますので、一度ご相談ください。
あまり個性的すぎるフォントは室名サインでは使用されませんが、
たまにお客様のご要望でフォント探しをしているときはこんなたくさんのフォントを見て、
こんなフォントあるんだ!という発見があり楽しいです♪
5. まとめ
いかがでしたか?
フォントには本当にたくさんの種類がありますよね。
その中でもなんとなく「これ好き!」というお気に入りのフォントはありませんか?
ちなみに私は『丸フォーク』というフォントが好きです!
丸みのある親しみやすいフォルムですが、はらいの先がほっそりとしていてエレガントな印象も受けます。
みなさんも街中でフォントに注目してお気に入りを探してみるのも楽しいかもしれません♪