ISOpicts

以前、JIS(ジス)規格のピクトをご紹介しました!

http://fujita3blog.wp.xdomain.jp/2015/10/06/cud-1/

その時にさらっと紹介したISO(アイエスオー)規格ピクトについてご紹介します。

ピクトを使うメリットなどは、前回の記事に書きましたので、そちらをご確認頂ければと思います。
目次目次

◆ ISO規格ピクトとは?

◆ ISO規格ピクトの特徴

◆ ISO規格ピクトの種類

◆ まとめ

ISO規格ピクトとは?

まずは、ISOとはなんなのでしょう。

ISOはInternational Organization for Standardizationの略で、国際標準化機構という意味です。電気分野を除くあらゆる分野の標準化を推進する非政府間国際機関であり、国際連合とその関連機関及び専門機関における諮問的地位にあります。

日本からは、JISC(日本工業標準調査会)も加盟しており、現在は135カ国あまりの会員がいます!

と…いうことは、日本を含めた135カ国あまりの国の団体が加盟している組織が作り、推進しているピクトというのがISO規格ピクトということです。

国際的に通用するピクトを利用したい場合には、ISO規格ピクトを使用する事をオススメします^^

余談ではありますが、良く見かける非常口のピクトはJIS規格なのですが、日本が提案しISO規格で決まったピクトなので、ISO規格でもあります。そういったピクトも多々あります。

http://www.tamabi.ac.jp/soumu/gai/hojo/seika/2003/kyoudou-ota1.pdf

ISO規格ピクトの特徴

見た目の特徴としてトイレサインはこのようになっています。

CUD21

他のピクトに関しては、下記「ISO規格ピクトの種類」をご覧下さい!

ISO規格ピクトの種類

建物でよく使われているピクトグラムはこのようなものがあります。

ISOpicts2

これだけではなく他にもいろんなISO規格ピクトがあります。

 

因に私の印象ですが、ISO規格ピクトは具体的に表現しているピクトが多いように思います。

例えばエレベーターのサインを比較してみましょう。

ISOpicts3

ISOピクトは、エレベーターと連想させるアイテムが多く含まれています。□の中にボタンがあったり、□の外に壁があったりと、初めて見た人には親切なのかもしれません。しかし、JISやAIGA(アイガ)のピクトは一般的に認識されているので、エレベーターを利用する人がそちらのピクトを連想している場合には、ISOピクトは不親切なのかもしれませんね。

ピクトを選ぶ際は、どんな利用者が多いのか、判断した上でピクトを選ばれると良いでしょう。

まとめ

フジタではISO規格ピクトのご注文は少ないです。

多いのはやはりJIS規格ピクトとAIGAピクトです。

国際的な基準のISO規格ですが、まだまだ日本での認知は少ないかと思います。

しかし、今後2020年の東京オリンピックに向け外国人観光客が増えるとともに、ISOピクトの需要が増えていくかもしれませんね^^