今回は、フジタで製作しているキープランについてご紹介したいと思います。
弊社では、お客様からご要望があった場合や確認が必要な場合などにサインの原稿を書かせていただいています。大きい物件や印刷が含まれるものに関しては、先のお客様と打合せされる際などに利用するということでご要望が多くあり、また公共施設などはまとめた原稿が最終的に必要になるために原稿を必ず書かなければいけないというものもあります。
原稿のサンプルは下記のようなものになります。
<<サンプル>>
原稿の話が中心になってしまいましたが、原稿とあわせて弊社ではキープランも製作することが可能です。キープランに必要な資料と弊社のキープランはどのような特徴があるのかなどご紹介したいと思います。
目次
- キープランとは
- キープラン作成に必要な資料
- フジタのキープランの特徴
- キープランを作ることをお勧めする時
- まとめ
1,キープランとは
「キープラン」とは、建具などが建物の何処に配置されるのかを示す簡略化された平面図のことです。
建具リスト(建具の仕様がかかれた図面)などの案内に利用され、「案内図」とも呼ばれています。
こちらは、サインのキープランの一部を抜粋したものです。こちらののように数字やアルファベットを用いて、ここに何の建具が入るかを示しています。
これは、設計の段階での図面です。サインを受注いただいた際には、弊社では具体的な絵を図面に配置したキープランを製作しています。詳細に関しては、後ほど「フジタのキープランの特徴」にて説明いたします。
2,キープラン作成に必要な資料
キープラン製作の際に、弊社ではAdobe Illustratorというイラストを描くソフトを使用しています。
データでの作業になるため、必要なものは下記2点です。
1)建物の図面
2)商品の詳細が書かれた図面
データは、「.pdf」望ましいですが、一般的にCADで利用される「.jww」と「.dxf」でも使用できます。
キープランを依頼されるときはこの2つのデータをご用意ください。
3,フジタのキープランの特徴
フジタのキープランはこのようにできています。
※上の図は、実際には存在しない建物でキープランを作成しています。
キープランの特徴として下記があげられます。
1)どこに何が配置されるか、一目でわかる
室名札の内容を図面上に配置することで、どこに何を取り付けるのか一目でわかります。設計段階の図面では、表示の文字内容は図面から探す必要があります。しかし、フジタのキープランでは、室名札の内容がそのまま入るので、そのような手間もなく読み取ることができます。
2)カラフルな表現ができることで、絵柄、素材、印刷色の確認ができる
配置される室名札がどういった素材で、どういった絵柄が入るのか確認できます。カラフルな表現ができることで、全体のイメージを把握しデザインを統一することができます。キープランを製作すると、この部分はこういった統一感が欲しいから素材を変更するといったことがお客様からあがることが多いです。
3)ミスを減らせる
室名札の内容を直接図面上に配置するので、室名の間違いがないかも確認しやすくなります。室名札の原稿を書いているとわかるのですが、室名札の部屋名の変更や配置の変更が原稿を書いている途中段階で何度もあります。そんな時、図面と重ねながら実際の出来上がるものを見れるキープランは重宝することでしょう。また、色や絵柄の勘違いもおこらなくなります。
4,キープランを作ることをお勧めする時
キープランは必ず作らなければいけないというものではありません!しかし、あると便利です。
キープランを作るか迷った時、弊社でキープランのご依頼をいただく時の特徴を参考にご覧ください。
- キープランを最後にまとめてクライアント様にお渡ししなければいけない。
- 大きい物件のため、間違いがないようにするため。
- 室名札の変更が多いので、何処に何が配置されるか確認できるようにしたい。
他にも理由があるかもしれませんが、キープランを作るか迷われた時は、是非ご相談ください。
5,まとめ
キープランについてサラッと書かせていただきましたが、キープランがあると本当に便利です。大きい物件になればなるほど、どこに何が配置されているのか把握しづらくなり、こういったキープランはとても重宝されることと思います。