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フジタではカラーの原稿(意匠図)を作成しております。

ご注文前に室名サインや案内板、外部サインなどの商品をカラーでお客様に確認していただく原稿になります。

今回はその中でも案内板のカラー原稿(意匠図)についてご紹介いたします。

目次目次

  1. トレース作業
  2. 色つけ作業
  3. 原稿枠
  4. 尺度
  5. 微調整について
  6. お送りするデータ形式
  7. まとめ

1,トレース作業

まずは案内板に欠かせない平面図のトレース作業です。

弊社ではillustrator(イラストレーター)のソフトを使用して作図しています。

いただいた平面図データを元にトレースを行います。

いただくデータ形式は様々で、PDFやCADデータでも弊社で変換できるのでそのまま送っていただいて結構です。

もしデータがないという場合であれば、紙ベースでもスキャンしたものを元にトレースすることも可能です。

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illustratorに画像を読み込み、上から線を描いてトレースします。(線は適当に見やすい色で。)

平面図の方向は、案内板を見る時に体が向く方向が上になる向きで描きます。

倉庫や機械室などのバックヤードは、利用者には必要のない情報なので表示をしないことが多いです。

細かい部分は打ち合わせにてお好きなデザインで作図いたします。

そして壁の線を描いてから室名を書き込みます。

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全体のトレースが終わるとこのようになります。

2,色つけ作業

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線と文字を書いたデータに、廊下部分や部屋に色をつけます。

色、線の太さなど全てお客様のご希望でご自由に変更していただけます。

ご指定がなければ壁の線は太く階段の段の線や外部のバルコニーなどの線は細線にしております。

色つけが完了したら本体の絵の上に配置します。

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こちらの本体はTW6060という木製フレームの案内板の絵になります。

寸法やタイトルを入れて案内板作図の完成です。

CUD(カラーユニバーサルデザイン)に対応した色に設定することもできます。
CUDについての関連記事のリンクを記事の下に貼っておきます。

3,原稿枠

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作図したデータを弊社の原稿枠に当てはめます。

原稿枠に記載しているのは、


(1)本体のサイズ
(2)仕様
(3)表示方法
(4)本体の絵
(5)施工図
(6)尺度
(7)数量
(8)アクリル板色
(9)印刷色
(10)原稿担当者
(11)原稿作成日
(12)物件名

などの項目です。

その他、記載事項・注意事項などあれば空きスペースに書き足します。

4,尺度

基本の用紙はA3で作図しております。

原稿枠にある右上の尺度は、A3出力に対しての尺度を記載しております。

用紙出力される際などはこちらの尺度をご参考になさってください。

またご希望であればA3以外の大きさ、原寸などでも作図可能です。

ただし原寸データに関しては、枚数が多い場合などに別途料金が発生する場合がございますのでご相談くださいませ。

5,微調整について

案内板データ作成にあたって、実際の平面図から少し微調整する場合がございます。

この微調整は、部屋名を入れるスペースの確保が難しい場合や、案内板を利用する際に認識しやすくする為です。

5,お送りするデータ形式

お送りするデータ形式は基本PDF形式とさせていただいたおります。

データはラスタライズ(画像化)しております。

基本的に生データ(AI形式など編集できるデータ)ではお送りできませんのでご了承くださいませ。

6,まとめ

いかがでしたか?

室名サインなども基本的には同じ流れで作図しますが、案内板はトレース作業が含まれるので少し納期がかかります。

基本的に実働5日ほどですが、繁忙期などは少しお時間を頂く場合がございますので、お急ぎの際はお打ち合わせさせていただきます。

あらゆる施設に欠かせない案内板、

色やテイストなどはご自由に変更していただけます。

ご入用の際は是非フジタにご相談くださいませ。

 
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