こんにちは!京都本社の村川です^^
屋外耐光性があり、曲面にも取り付けられるため様々な場面で活躍するカッティングシート。
部分的な貼り直しもできるので、部屋名が変わったりした時も大変便利ですよね。
今回は、カッティングシートの施工に欠かせないリタックシート(転写シート)についてご紹介いたします。
カッティングシートそのものの特性やメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
カッティングシートには屋内用・屋外用がある!知っておきたいカッティングシートの基礎知識
目次
- リタックシート(転写シート)とは
- 転写シートの種類
- ガラスにシートを貼った活用事例
- まとめ
1,リタックシート(転写シート)とは
まず、リタックシートとは、カッティングシートを転写するフィルムのことです。転写シートやアプリケーションシートとも呼ばれています。切文字の形を崩さずに転写することができ、切文字を施工する際には必ずといっていいほど使用するものです。
実は、リタックシートには種類があり、フジタでは主に3種類を使い分けています。
取り付け場所によっては適切なシートを使わないと施工の際に思わぬ苦労をすることも・・・。
フジタではカッティングシートをご依頼いただくと、施工しやすくするために、通常弱粘性のリタックシートに移してから出荷しています。
次の章で各リタックの特性をご紹介するのでぜひ意識して使ってみてください♪
リタックシートにカッティングシートを移す工程について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2,転写シートの種類
さて、ここでフジタで使っているリタックシートを実際にみてみましょう。
弱粘性転写シート
まず、フジタで最もよく使われているのがこちらの「弱粘性転写シート」です。
カッティングシートのみの出荷の際は基本的にこちらのシートに転写して出荷をさせていただいております。
強粘性転写シート
フジタの社内でサイン製作に用いられるのがこちらの「強粘性転写シート」です。
フォーバルプレート(FVシリーズ)などを製作する際に用いられます。しっかりとシートがつくので剥がすときに力を入れやすい手元での作業に適しています。
紙製転写シート(ガラス施工用)
そして今回初めてご紹介するのが「紙製転写シート(ガラス施工用シート)」です
通常出荷用の「弱粘性転写シート」より、さらに粘性が少なく、衝突防止シートなどの施工に適したシートです。
ガラス扉などに施工を予定されている場合は通常リタックシートにて施工すると、粘着が強すぎてシート自体の破損の原因になることがございます。
ご注文の際にあらかじめ「ガラスに施工」の旨をお知らせいただくと、紙製転写シートにて出荷をさせていただきます。
カッティングシートを貼るのが苦手・・・という方はシート貼りで気をつけることをまとめた知恵袋記事もあるのでぜひそちらも合わせてご覧ください!
カッティングシートを貼る際には、貼り付ける面を綺麗に拭き取っていただくのですが、ガラスに貼る際には洗剤を使うとくっつきにくくなるのでご注意ください。水拭きでの施工をお勧めいたします。
3,ガラスにシートを貼った活用事例
さて、次はガラスに貼ったカッティングシートの活用事例をご紹介します。
衝突防止シート
大きなガラス製扉は、お年寄りやこどもなどがガラスの存在に気づかずぶつかって事故になることがあります。
衝突防止シートはガラス扉の目につきやすい位置に貼ることでガラスの存在を知らせるカッティングシートのことです。
一般的には丸い形などシンプルなものが多いのですが、ガラスの扉を使って面白い仕掛けもできます。
なんと、扉が開くとパンがお皿の上に乗り、絵が完成するんです。とっても可愛いですね。
このように、ガラスの透明性を活かして、景観を損ねずに表示を作ることができるのもカッティングシートの魅力です。
4,まとめ
いかがだったでしょうか?
カッティングシートは、向きを自由に変えられ、手元で作業ができるサインに取り付けるのもコツが必要です。実際に現場で垂直面に施工するのはことさら難しく感じられる方も多いかと思います。
フジタでは少しでも施工の現場などで使いやすい商品を出荷できるよう心がけておりますので、リタックシートの種類もぜひ施工条件にあった物を選んでみてくださいね。