こんにちは!東京支店の小笠原です。
今回は、昨年の2017年10月〜12月に行った採用活動についての記事です!
入社2年目なので、採用に携わるのはまだ先だろう・・・と思っていましたが
昨年初めてフジタの採用活動に携わらせていただきました。
採用の募集をかけたのは、なんと2年前に卒業した自分の母校です(゚O゚)
30年度卒の新卒採用の現状から、実際に採用を行ってみてどうだったかなど
所感も含めて書いていきたいと思います!
過去の採用レポート(京都本社;光宗)——————————————————-
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目次
- 30年度卒 新卒採用の現状
- 今回行った採用スケジュール
- 書類作成
- 私が採用活動を行う上で気をつけたこと/採用結果
- まとめ
1,30年度卒 新卒採用の現状
まず、採用活動を行う上で把握しておかなければいけないのが「新卒採用」における現状です。
ここ最近の新卒採用における現状は大きく2つ挙げられます。(昨年採用活動を行ったので、昨年調べた情報です。)
①企業の求人意欲の上昇と大手企業との求人倍率の格差
2017年の統計では、(前年の2016年と比較すると)大卒求人倍率は1.78倍となり、0.04ポイント高まりました。
企業の求人数が増えた理由として、好業績や人手不足が挙げられます。
※大卒求人倍率・・・企業の求人数÷就職希望者数したもの
■全国の民間企業の求人総数
75万5000人(前年の2016年から2万1000人増加)
■民間企業への就職を希望する学生数
42万3000人(前年の2016年から1000人の増加)
求人総数:4万9000人(前年の2016年から1%減)
就職希望者:12万4000人(前年の2016年から48.9%増加)
求人倍率:0.39倍(0.2ポイント低下)
■300人未満の中小企業
求人数:3.9%増
就職希望者:33%減
求人倍率:6.45倍(前年の2016年から2.29ポイント高い)※参考:リクルートホールディングス
5000人以上の大企業と、300人未満の中小企業の求人倍率の格差は6.06ポイントとなり、学生の大手志向が一層強まっていることが分かります。
この統計結果からもわかるように、人材を確保するための企業の採用戦略がより激しくなることが予測出来ます。(特に中小企業)
②採用スケジュールの変更
就活期間が短期決戦となったことから、「取りあえずエントリー」といった意識の低い無駄な応募が多いようです。
また、ある企業から内定を受けても、他社に対しても複数就職活動をすることで比較・検討し、最終的に辞退する学生が増えているのが実情です。
人材を確保するための企業の採用戦略が激しくなっています。(前倒しで採用活動をする・インターンシップを行うなど)
採用スケジュールの変更により、学生は短期間の中就職先を決めなければいけない焦りから、複数他社を受ける人が増え、
一方企業は、人材を確保するため前倒して採用をする・インターンシップを行うなどの取り組みが増えているようです。
意識の低い無駄な応募を見極め、優秀な学生を効率よく確保できるかが企業の課題といえます。
2,今回行った採用スケジュール
今回は下記のようなスケジュールで採用活動を行いました。
一般の企業より、遅いスケジュールで行いました。
▼9〜10月上旬
①新卒採用の現状をリサーチ
②大学に連絡をし手続き方法を確認
③求人票などの書類、自社をPRする資料作成
④求人票の登録
▼10月上旬〜12月下旬
①求人票が学内に反映され、学生さんから応募が来る
②応募してくださった学生さんの書類確認
③採用試験を行う(書類選考、面接、適正検査)
3,書類作成
大学に求人を出す場合、求人票などの書類と自社をPRする資料作成が必須となるため通常の業務と並行し、作成しました。
以前までは、パワーポイントで作成した資料にて会社概要や業務内容などの説明をしていましたが
今回は、【社員インタビュー】の資料作成も行いました。(わくわく会議にて)
社員インタビューの資料を作る目的としては2つ挙げられます。
②「フジタは自分に合わない」「自分はまさに求められている」と理解出来る採用コミュニケーションツールを作り希望者の絞り込みや優秀な人材の確保を促す。
意識の低い無駄な応募を見極める、優秀な人材を確保するための1つのツールとして役立ちます。
「社員インタビューページ」については、今月号の情報誌(今月の1オシ)とホームページに掲載しておりますので是非ご覧ください。
※ホームページは随時更新していきます。
情報誌2月号
ホームページ
4,私が採用活動を行う上で気をつけたこと/採用結果
採用活動を行う上で気をつけたことは2つあります。
①スケジュールの確認
面接は、学生さん、社長、私の3人で行いました。
3人の都合がきちんと合うように、随時確認をとるなど調整をしました。
②面接をする上で、学生さんと社会人を比較しない
私も入社2年目で、まだまだ発展途上の社員なので上から言えないですが・・・
仕事に対しての価値観は、実際に働いているので学生さんと少し違うところがあると思います。
なので、「仕事に前向きに取り組めそうか」や「会社の社風に合うか」などの視点から考え
物事に対する姿勢が分かる質問や性格を見るように心がけていました。
10月上旬〜12月下旬にかけて某大学(母校)にて採用活動を行いましたが、最終的に採用には至りませんでした。
ありがたいことに複数名の学生さんから募集をいただき、書類選考・面接を行いましたが
フジタの採用基準に合わなかったため、そのような結果になりました。
優秀な学生さんでも、社風に合わなければ採用は出来ませんしとても難しいところです^^;
5,まとめ
昨年、初めてフジタの採用活動に携わらせていただきとても感慨深い気持ちになりました。
私自身2年前に新卒で入社したので、就活に対する不安や取り組み方についてはっきりと覚えていたからです!
採用スケジュールが変更になったり、就活をしている途中で自分の軸がぶれてしまったり、それなりに大変だったなあと思い出しました。
平成30年度卒業の学生さんは、世間からは「売り手市場」なんて呼ばれたり周りの大人からは「いいな〜」なんて言われた人も恐らくいらっしゃるのでは・・・と思います。
しかし、学業と就職活動との両立は難しいですし、「売り手市場」だからといって希望している企業に入れるかも分からない、採用スケジュールの変更もあったのでとても大変だと思います。
どんなに優秀であっても、その会社の基準や社風に合わなければ入社することは難しいからです。
そこで面接中は「仕事に前向きに取り組めそうか」や「会社の社風に合うか」などの視点から考えたり、会社の基準や社風について理解出来るよう採用コミュニケーションツール「社員インタビューページ」を取り入れました。
学生さん・企業ともに、ミスマッチがなく後々後悔しない採用活動が出来るよう広報に携わっている者として、努力していきたいと思います。