こんにちは!光宗です。
今回は「リタックシート」についての豆知識です。フジタでは毎日のように使っているものですが、聞いたことのない方も多いはず・・・役割のご紹介から、リタック貼りのやり方まで。写真つきでご紹介します!
目次
- リタックシートとは
- フジタで使用しているシート
- リタック貼りのやり方
- 今までの記事紹介
- まとめ
1,リタックシートとは
リタックシートとは、カッティングシートを転写するフィルムのことです。転写シートやアプリケーションシートとも呼ばれています。切文字の形を崩さずに転写することができ、切文字を施工する際には必ずといっていいほど使用するものです。
リタックシートには種類があり、施工方法によって適切なシートを使うことで、作業効率や仕上がりに大きく影響します。よく使用されているのが透明シートか和紙のシートです。
透明のリタックシートの場合、カッティングシートが貼り付きやすく、透明なため施工の際にも見やすいのが特徴です。一方、伸縮性がないのでカッティングシートのわずかなゆがみなどに対応しにくく、空気も入りやすいです。
和紙のリタックシートは透明シートとは逆に、伸縮性があるので曲面や凸凹の面にも貼れ、空気も入りにくい仕様です。また、値段も透明シートと比べると安価です。一方、剥離紙がついておらず、施工が難しいという面もあります。
2,フジタで使用しているシート
フジタでは透明のリタックシートを使っています。いずれもシートがリタックシートに残りにくい「弱粘性のリタック」を使っています。
2種類のシートがあり、板貼りの際には青色の方眼フィルムを使用しています。正方形や長方形の板に貼ることがほとんどなので位置合わせがしやすく、貼る際に視認性の高い種類です。また、リタック貼りの際には白い剥離紙に方眼の入った、透明フィルムを使用しています。
3,リタック貼りのやり方
リタック貼りとはカッティングシートのみで出荷する際、リタックシートにカッティングシートを転写した状態のことを指します。先方にお送りしてから、ドアや壁などに貼っていただくものです。カッティングシートの貼り方に関しては何度かご紹介してきましたが、今回はリタック貼りをご紹介します!
①カッティングシートを好きなデザインにカットし、不要な部分をむく。
②リタックシートを重ね、転写する。
↓
③剥離紙を戻し、周りを綺麗にカットする。
④最後に左上の角をカットする。
以上で完成です!
左上の角をカットするのは、施工の際はがしやすいような工夫です。ちょっとしたことですが、こういった工夫を大事に商品製作しております。
4,今までの記事紹介
今までにもカッティングシートに関する記事をいくつか書いてきましたのでご紹介します!
カッティングシートには屋内用・屋外用がある!|知っておきたいカッティングシートの知識
カッティングシートでも多色はできま・・・す!
もう失敗しない!カッティングシートを綺麗に貼る方法
5,まとめ
いかがでしたでしょうか?
フジタに入社して3度の繁忙期を経験しましたが、年々カッティングシートのご注文が増えているように思います。これからもご注文いただけるよう、丁寧な商品づくりを心がけたいです!