フジタのカタログには50種類以上のサインや案内板を掲載しております。
そこで、今回はフジタで使用しているサインの素材について改めてご紹介したいと思ます。
それぞれの素材にどんなサインがあるのかも合わせてご紹介します!
目次
- アクリル製サイン
- アルミ製サイン
- ステンレス製サイン
- 木製サイン
- まとめ
1,アクリル製サイン
☆アクリルの特徴☆
「アクリル」とは、簡単に言うとプラスチック(合成樹脂)の一種です。
金属製や木製に比べて安価なものが多く、一番シンプルな形の室名札ですので、あらゆる室名に使用いただけます。
また、両面テープ・マグネットシートでの接着、金属の枠付きなど、様々な取付方法に対応可能です。
☆アクリルのメリット☆
アクリルの一番のメリットは加工性に優れていることです。
基本的な穴あけや切断はもちろん、レーザーでの加工や熔材接着(アクリル同士)が可能です。
また、熱を加えて曲げる、という加工も可能です。
規格外のサインにも対応しやすく、かつ比較的短かい納期で制作が可能であることが強みです。
また、カラーバリエーションも豊富で、弊社では基本色として、白・黒・ライトグレー・アイボリーの4色を通常在庫しております。
☆アクリルのデメリット☆
アクリルの場合は何と言っても「熱や湿気による伸縮が起こること」です。
軽くて強度のあるアクリルですが、設置場所によっては伸縮をおこし、割れの原因になったり、既存の枠に合わなくなったりすることがあり、環境の変化が激しい屋外の設置には特におすすめできかねます。
☆アクリル製サインのご紹介☆
こちらをご参照くださいませ。
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2,アルミ製サイン
☆アルミの特徴☆
一円玉などでおなじみのアルミは軽量かつ強度を備えていることが好まれる理由です。
設置場所にもよりますが、アルミは基本的に錆びにくく、屋外での使用が可能です。
☆アクリルのメリット☆
フジタの製品は「アルミ押出型材」を使用したものが多くあります。
アルミ押出型材とは、簡単に言うと、加熱したアルミ合金を型に通し押し出すことで成形したものです。
同一の型を使用すれば同じ形状のものをいつでも制作できます。
また、様々な部品を組み合わせるような製品の場合、ぴったりと高い精度ではまるようにそれぞれを製作することも可能です。
☆アルミのデメリット☆
アルミを扱う際に注意したいのは、「ほかの金属に比べて衝撃に弱い」ということです。
例えばボールが当たるなど、大きな衝撃を加えると、曲がる・へこむことがあります。
フジタでも運送時の衝撃で枠がゆがんだり、表示面にへこみができたり、ということがあるため、梱包には特に注意を払っています。
☆アルミ製サインのご紹介☆
こちらをご参照くださいませ。
様々な施設で大活躍!視認性の高いプリズムプレート
3,ステンレス製サイン
☆ステンレスの特徴☆
ステンレスは蛇口やシンクなどで使われているものが身近ではないでしょうか?
フジタで使用しているステンレスは「HL(ヘアライン)仕上」という表面仕上げを施したものです。
髪の毛のような細いライン(研磨目)が特徴です。
☆ステンレスのメリット☆
SUS(サス)とも呼ばれますが、もともとの語源は「Stain(ステイン)=汚れ」「less(レス)=ない」から来ているそうで、その名の通り、めっきや塗装をしなくても錆びにくく、光沢があり、高級感を感じさせます。
強度にも優れており、屋外で使用することも可能です。
☆ステンレスのデメリット☆
一点物で制作することが多く、納期・金額等のコストがほかの素材に比べて上がってしまいます。
また、「指紋が目立ちやすい」という指摘もあります。
取付けの際は手袋を使用していただくか、できるだけ表示面を避けて扱って頂ければと思います。
もし指紋が付いてしまったときは、お湯で濡らしよく絞った布で拭っていただくと目立たなくなります。
☆ステンレス製サインのご紹介☆
こちらをご参照くださいませ。
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4,木製サイン
☆木の特徴☆
フジタでは2種類の木製プレート(FWシリーズ・MPWシリーズ)共に「練付板(ねりつけいた)」を使用しています。
練付板とは、薄い化粧仕上げの板を合板に接着したもので、軽い・歪みにくい・割れにくい、という理由から、家具などにも用いられるものです。
☆木のメリット☆
なんといっても自然素材であるということが、選ばれる一番の理由ではないでしょうか。自然の持つ柔らかい質感や、温かみなどが好まれる傾向にあります。
また、加工性に優れていることも特製の一つであり、ネームプレートの加工や、四角だけでなく、丸型のプレートを制作することが可能です。
☆木のデメリット☆
木のデメリットは耐候性が弱く、屋外の仕様に向かない、ということにあります。
また、当然ですが木目が一つ一つ異なります。ものによっては、木目に歪みがあったり、シミのような模様が見られることもあります。ただ、それこそが自然のものである、という証拠でもありますので、弊社ではそのようにご説明させていただいております。
☆木製サインのご紹介☆
こちらをご参照くださいませ。
5,まとめ
いかがでしたでしょうか?
それぞれの素材に一長一短ありますが、お使いの用途に合わせて、より相応しい素材をを選んでいただければと思います。
屋外でご使用の際の条件や、別注品のお問い合わせにも、お電話・メール・FAXにて対応しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
また、今後商品もどんどんご紹介していきますので、お楽しみに!