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フジタで行っている設計提案では、屋内の室名サインと共に必要に応じて屋外の施設名称サインもご提案します。
そのなかでも一番人気なのが、ステンレス製の箱文字です。
箱文字にもいくつかの種類があります。
今回はスタンダードな箱文字の仕様について簡単にまとめました。

目次目次

  1. 箱文字の構成
  2. 箱文字の種類
  3. 材質について
  4. まとめ

1, 箱文字の構成

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基本的な箱文字はおおよそ四つのパーツで構成されています。

(1)表示面板

表示面板は一番手前にくるサインの形の部分。

(2)立ち上がり

立ち上がりはサインの側面部分の厚みになる部分。クッキーの型のようなイメージです。
短冊状の金属を面板に沿って巻きながらハンダ付けや溶接をして成形します。

(3)アンカー座

アンカー座は取り付けのための台座となる部分。

(4)アンカー

アンカーはサインを壁面に取り付けるためのボルトです。取り付ける面の素材や、強度によってアンカー径や長さを決定します。

2, 箱文字の種類

箱文字は取り付けの方法にさまざまな種類があります。
箱文字のサイズや仕様、取り付けの場所などによって形状を変えています。

全ねじ式

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箱文字の仕様の定番!といえばこの仕様です。
アンカーボルトを取り付けた箱文字を、壁面に開けた穴に接着剤と併用して差し込み固定します。
小型の箱文字などでもっとも多い仕様になります。

弁当箱式

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お弁当箱のように底部分と表面部分が重なり合う形状ということからこのように呼ばれるようになりました。
ひとつの立体文字をチャンネルと言い、この仕様ではふたつ組み合わさっているので、ダブルチャンネルとも言います。
底部分を先に取り付けて、後から表示部分をフタをするように取り付けます。
底本体を位置付けしながら取り付ける仕様なので、壁面の穴位置の間違いなどの心配がありません。
大型のサイズや高所への取り付けをする箱文字に適した仕様です。

内照式

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箱文字を面発光させる場合は主にこの仕様になります。
取り付けは内側にLEDを付けた弁当箱の底を取り付けてから、アクリル板と押さえ縁を重ねて取り付けます。
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また厚みのあるアクリル板を使った、押さえ縁のない仕様にもできます。
文字全体が発光するので小型の文字でも線が細くなりすぎずに製作することができます。

バックライト式

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箱文字の裏面にLEDを付け、少し浮かして取り付けることで壁面を照らし、文字が浮き出ているように見える仕様です。
薄暗い場所でも見やすく、存在感のあるサインになります。

両面発光式

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内照式とバックライト式を組み合わせた仕様。
夜間でもとても見やすいサインです。

3, 材質について

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箱文字に使用される金属の材質は、ステンレス・真鍮(しんちゅう)・銅の3種類です。

ステンレスは錆びにくく、腐食しにくい耐久性の高い素材です。
真鍮や銅も金属としては耐久性の高い素材ですが、表面はクリアコートを施しても酸化して少し黒く変色しやすい素材です。

ステンレスは長期にわたって見た目を維持しやすいことがメリットですが、真鍮や銅は変色して味が出るのもまたメリットではないでしょうか。

ステンレスの仕上げについて詳しくはこちらもご覧ください。
ステンレス 表面処理まとめ

4, まとめ

いかがでしたか?
私自身サインの設計提案をしていますが、いまいち箱文字の仕様について知識が浅かったのでわかりやすいようまとめてみました。

箱文字の納期については、時期や仕様によって異なりますので、お問い合わせの上ご確認くださいませ。

 
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