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ここ数年、日本では大雨による災害が多発しています。

いわゆる「地震大国」でもあり、いつどこでどんな災害に見舞われるかはもはや誰にもわかりません。

そこで今回は、もしもの時に知っておきたい「災害時のサイン」をご紹介します。

目次目次

  1. 避難誘導表示
  2. 避難経路図
  3. 災害関連ピクト
  4. まとめ

1,避難誘導表示

避難誘導、と聞いて皆さんが真っ先に思い浮かべるのはこちらのピクトマークではないでしょうか?

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これは消防庁告示「誘導灯及び誘導標識の基準」として定められた、非常口を示すピクトグラムです。

日本では、建築基準法によって、避難階段などの避難・消火上必要な基準と非常灯の基準が定められています。

また、消防法によって定められたものに、非常用出口の定義と非常用出口へ誘導する標識の基準があります。

ちなみに、こちらのピクトグラムは「白地に緑で表記されたもの」と「緑地に白で表記されたもの」がありますが、それぞれ以下のような違いがあります。

白地に緑・・・廊下・通路に設置され「非常口がある方向」を示すもの。

       すぐ近くに非常口がない場合もあります。

緑地に白・・・「非常口」を示すもの。扉の真上などに設置されることが多いです。

なお、よくお問い合わせのある「蓄光」については下記をご参照ください。

安全対策は大丈夫?電力不要で光る!蓄光サインの豆知識

2,避難経路図

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様々な施設で上記のような避難経路図を目にする機会がありますよね。

避難経路とは、安全に避難が出来るよう設定された道筋で、それを示すものが「避難経路図」です。

避難経路には、建築基準法で誘導灯と非常灯の設置・避難経路図の掲示が義務付けられています。

詳しくは下記ご参照ください。

避難経路図を設置して災害に備えよう|製作手順・納入事例をご紹介

3,災害関連ピクト

避難所など、災害時に活用される施設では、災害を示すピクトグラムなどが掲示されていることがあります。

それらを一部ご紹介します。

・災害を表すピクトグラム

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これらのピクトは平成28年 3 月22日付でJIS 改正・制定されたピクトグラムです。

避難誘導標識などに該当ピクトのみを表示する、または各ピクトグラムの下に〇×の表記を入れるなど、

その避難場所がどういった災害に対応しているのかを示す表示に使われます。

・避難場所を表すピクトグラム

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これらもJIS規格に制定されているピクトです。

避難場所と避難所の違いは居住を想定しているか否か、という部分にありますが、両方を兼ねている場合もあります。

いずれも誘導表示に使用する際は、方向矢印と災害種別ピクトグラムの併記が必須です。

その他矢印の直近に避難場所までの距離、避難場所の名称と英語表記が望ましいとされています。

4,まとめ

いかがでしたでしょうか。

知っているのといないのとではいざという時の行動に差が出ます。

ぜひ日ごろから身の回りの避難指示のサインを気にしていただければと思います。

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