株式会社フジタの京都本社では会社見学会を随時受け付けております。
そこで、このサインの知恵袋上でも会社見学を体験していただこう!と、実際にご紹介している各部門の業務内容や作業風景をお届けいたします。
前回から2回に分けてレーザー・ルーター部門をご紹介しております。
今回はルーター加工の作業と機材のご紹介です。
目次
- ルーター加工の業務をご紹介
- ルーター加工で製作している商品
- まとめ
1,ルーター加工の業務をご紹介
ルーター加工機とは、コンピュータで制御できる加工機のうち、加工材をテーブルに固定させた状態で、上部からの回転工具の移動、又はテーブルの移動によって、目的の形状を切削できるものです。
フジタで使用しているルーター加工機は、主軸にエンドミル(外周ルーター・外側に刃)の刃物を取付け、それを回転させることで材料を切削します。
主軸は平面(X座標/W座標)と高さ(Z座標)を稼働し、それぞれの座標条件を加工機にプログラミングすることで機械を動かします。
レーザー加工が光の照射で加工を行うのに対し、ルーター加工は刃物によって加工を行います。コンピューターで制御されるため加工条件を微細に決められることと、熱による素材の変質や変色がないことが特徴的な違いです。
フジタで使用しているルーター加工機がこちら。
加工可能な最大寸法は1260mm×2060mm/厚み50mm
フジタで加工している素材は主に、アクリル・木・アルミとなります。
2,ルーター加工で製作している商品
では、実際にはどのような製品にルーター加工機は使用されているのでしょうか。
それぞれ例をご紹介します。
1点字
点字ピン加工の商品は、上記写真のように表示板にルーター加工機で穴加工をしたものに、1つ1つ点字ピンを入れていく作業となります。
2ポケット加工
彫り込みの高さが調節できるため、穴あけではなくこのようなポケット加工も可能です。
3テーパー加工
規格商品にはありませんが、テーパー加工を行うことも可能です。
3,まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際に工場見学をしてみたい!と思われた方は、ぜひこちらをご覧くださいませ。