こんにちは!氏家です。
早速ですが、秋と言えば、皆さん何を思い浮かべられるでしょうか。
個人的には食欲と睡眠がツートップなのですが、自分で言いながらそれはあまりにも・・・と、せめて読書か芸術を加えたい今日この頃です(^^;)
さて、本日は前回に引き続き、フジタのUVダイレクト印刷機についてのお話です。
目次
- 印刷手順をご紹介!
- フジタオリジナルのゲージ
- 厚み測定が重要です!
- まとめ
1,印刷手順をご紹介!
前回の記事で、UVダイレクト印刷機の基本についてご紹介しました。
実際の印刷では、大まかに以下のような手順を踏みます。
①ゲージに印刷する素材を並べる
②印刷する素材の厚みを測定する
③ホコリ・静電気防止のため、素材を拭く
④イラストレーターで作られたデータを用いて印刷
⑤完成!
ゲージ?厚み?と、なんだかよくわからない言葉が出てきましたね(笑)
次の項目では、ダイレクト印刷機を使用するうえで、フジタが工夫していること・気を付けていることをご紹介します。
2,フジタオリジナルのゲージ
フジタでは、ダイレクト印刷機を使用するにあたって、オリジナルのゲージを使用しています。
ゲージとは印刷をする際に素材を並べるガイドのようなものです。
テーブルの上に網目のように黒い枠が置かれています。
これがフジタオリジナルのゲージです。
このゲージに沿ってデータを制作することで、ずれやゆがみのない、正確な印刷ができるようになっています。
※以前にご紹介した記事もご参照ください
これはほんの一例ですが、素材の大きさも様々なため、フジタでは現在10種類のゲージを使い分けています。
3,厚み測定が重要です!
そして、もう一つ「厚み」ですが、これはダイレクト印刷機を使用するうえでとても重要な要素となります!
フジタで使用している印刷機は、素材の上を左右に往復する形で印刷を行います。
この時、素材とインクを吐出しているヘッドが近すぎるとぶつかってしまい、故障の原因となります。
逆に遠すぎるとインクが散ってしまい、輪郭がぼやけてしまいます。
インクが散るとこのようになります↑
これは少し大げさな例ですが、輪郭がぼやけたり汚れたり、という不具合を出さないためにも、厚みを測定することが重要なのです!(^^)!
また、印刷にばらつきが出ないようにするため、1つのゲージ内は同じ厚みにそろえる必要があります。
5,まとめ
いかがでしたでしょうか?
「ダイレクト印刷機をつかって印刷しています」と一言いうのは簡単ですが、様々な工夫がされています。
私もまだまだ勉強中の身ですが、今後も皆様にご紹介できるよう頑張ります!
また、工場見学では実際に機械が動いている様子もご覧いただけますので、ぜひお問い合わせください☆