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こんにちは!東京支店の小笠原です。

みなさんは、自分の会社の「強み」「弱み」を知っていますか?
やんわりとしたイメージのみで、意外と詳しく知らないという方が多いのではないでしょうか。
「強み」「弱み」を知っていることによって、今後の改善点や具体的な目標を設定することが出来ます。
また、営業を行う上でも会社の強みを知っていることによって、自信を持ってアプローチをすることが出来ます。

 

以前、マーケティング手法の1つである「ペルソナデザイン」についてご紹介させていただきました。

ーおさらい!ペルソナデザインとはー
象徴的な顧客モデル(ターゲット)を作り、その顧客モデルを満足させるようにデザインする手法のことです!
ペルソナとは、ブランドやメーカーのターゲットのことを指します。顔写真や名前を挙げ、ユーザーの好みや目標などの情報を細かく設定します。

 

この「ペルソナデザイン」を行う前にも必ず、「強み」「弱み」を分析する作業が必要となります。
今回は、「強み」「弱み」を分析するマーケティング手法「SWOT分析」「ポジショニングマップ」についてご説明致します。
(順序が逆になってしまい、申し訳ございません・・・。)

それでは、マーケティングとは何か・マーケティングの一連の流れをご説明してから
「SWOT分析」「ポジショニングマップ」について触れていきたいと思います!

目次目次

  1. マーケティングの一連の流れ
  2. SWOT分析とは
  3. SWOT分析の作り方
  4. ポジショニングマップとは
  5. ポジショニングマップの作り方
  6. まとめ

1,マーケティングの一連の流れ

前回の記事でも簡単にご説明致しましたが・・・

ーおさらい!マーケティングとはー
簡単に言うと、「売れるための仕組み」をつくることです!
製品の開発から、消費者に渡るまでの過程で行われる事業活動のことを指します。
消費者の求めている商品・サービス(市場)を調査し、販売までの一連の流れを決定します。
(どのような製品を作り、どの位の価格で販売し、どのような流通で、どのように販売するのか・・・といった感じです。)

 

街へ行き、ふとお店に足を運ぶと同じモノでも多くのメーカーの商品が売られていますね。
他の商品と差別化し、より多くの人に商品を購入してもらうためにマーケティングの作業はかかせないものです。

下記がマーケティングの一連の流れになります。(※商品企画の場合の流れです。今後の改善点や具体的な目標を設定する場合は、③・④を省きます。)

マーケティング流れ-01

マーケティングの中で特に重要なのは、①自社の分析・市場分析②ターゲットの選定です。
自社の分析・市場分析の結果を把握し、ターゲットを具体的に選定することで具体的な目標が立ち、マーケティングの一連の流れ(道筋)が出来ます。
今回は、①の「自社の分析(SWOT分析)・市場分析(ポジショニングマップ)」に光をあてていきます。

まずは、「自社の分析(SWOT分析)」について説明していきます!

2,SWOT分析とは

内部環境(社内)外部環境(生活者や社会経済)の2つの視点を合わせた分析方法です。
現状を分析し、課題を見つけたいときに行います。
SWOT分析という言葉は、強み(Strength)、弱み(Weakness)、追い風(Opportunity)、向かい風(Threat)の頭文字を組み合わせたものです。

 

【SWOT分析をする目的】=前進するための課題探し!!!!

①内部環境(社内)と外部環境(生活者や社会経済)の現状の弱み・強みを把握する。
②弱みを解消し、解決するべき課題を見つける事。

 

内部環境(社内)・外部環境(生活者や社会経済)を整理する事で、SWOT分析になります。

では、SWOT分析の作り方をご説明します。

3,SWOT分析の作り方

①下記のような表を作り、

・内部環境(社内)の強み

・内部環境(社内)の弱み

・外部環境(生活者や社会経済)の強み

・外部環境(生活者や社会経済)の弱み をそれぞれ書き出します。

マーケティング流れ-02

②書き出した4つの結果をもとに、課題を探します。

①強みを活かす追い風を探します

②向かい風を転換させる方法を考えます

外部環境の変化をどのように活用するかがポイントになります。

マーケティング流れ-03

 

次は、ポジショニングマップについてご説明します。

4,ポジショニングマップとは

標的の市場において、自社製品と競合商品を差別化して優位な地位を築くための分析方法です。
市場における自社の位置と競合他社の位置を把握し、分析をします。

 

【ポジショニングマップをする目的】=市場の中で生き残る為に、競合他社や新規に参入する企業に負けないポジションを見つける!!!

なぜ、ポジショニングマップが大切なのかというと理由は下記の3つです。

①日本国内の人口減少にともない、市場自体が縮小しているから
②規制が緩和されたことにより、新規参入企業(ライバル)が増加しているから
③インターネットの普及により、顧客は他の企業を簡単に比較することが出来、選択肢が増えているから

現代では、市場が小さくなる中で、ライバルが増えやすい環境・・・・そしてインターネットの普及により、消費者はどんどん賢くなっていき選択肢が増えている状態です。
そのような状態であると考えると、ポジショニングを考えるのはとても大切です。

では、ポジショニングマップの作り方をご説明します。

5,ポジショニングマップの作り方

 

①下記のような縦軸・横軸の座標を作ります。(※軸と軸の点は、その時々で変わります。)

ポジショニングマップ

この縦軸・横軸の座標を考えるにあたって大切なポイントが、3つあります。

①独立性を考えます
縦軸・横軸は、相互に無関係な軸でなければいけません

②ターゲット(生活者)が求めている点を探します
戦略上の重要性が低い軸でポジショニングマップをつくっても意味がありません

③技術と予算が足りないなど、現実的でないポジショニングはしてはいけません

※ポジショニングマップは、空いたポジションに入ったり場所取りをするものではありません!!!

 

6,まとめ

「SWOT分析」「ポジショニングマップ」について、ご説明いたしましたがいかがでしたでしょうか。

「SWOT分析」は、内部環境(社内)と外部環境(生活者や社会経済)の2つの視点を合わせた分析方法で、自社の「強み」「弱み」を知る事が出来ます。
「ポジショニングマップ」は、標的の市場において、自社製品と競合商品を差別化して優位な地位を築くための分析方法で、市場における自社の位置と競合他社の位置を把握することが出来ます。

時代によって市場は、激しく変化していきます。そのため、「SWOT分析」「ポジショニングマップ」などのマーケティング方法を用いて、今後の改善点や具体的な目標を設定することが大切です。
フジタでも、少しずつこのような分析を行っていきたいと考えています!いっしょに頑張りましょう^^

 

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