こんにちは!光宗です。
ピクトについてはこのブログ内でも何度かご紹介しましたが、今年の7月にいくつかピクトグラムの改定が行われました。
今回の記事では、なんのために、どのピクトがどう変わったのかについて、詳しくご紹介致します!
目次
- JIS規格ピクトとは?
- なぜ改定するの?
- 新しいJIS規格ピクト
- まとめ
1,JIS規格ピクトとは?
まずJIS(Japanese Industrial Standards)とは、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性などを定めた国家規格です。
案内用図記号(ピクトグラム)は、言葉によらない、目で見るだけで案内を可能とするものです。JIS規格で定められたピクトグラムは日本国内ならば一般的に使用され、理解されているピクトとなります。日本で使用する場合に一番適したピクトと言えます。
2,なぜ改定するの?
今年2017年7月にJIS規格ピクトが制定、改定されました。
これは2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本人だけでなく外国人観光客にもより分かりやすい案内用図記号とするために行われた改定で、国際規格(ISO)との観点から7種類のピクトグラムを変更し、15種類の新しいピクトグラムとヘルプマークを追加しました。
改定によって外国人観光客等が、より円滑に移動しやすい環境整備が期待されています。
3,新しいJIS規格ピクト
JIS規格ピクトがどのように変更されたのかをご紹介します!
【1】変更したピクトグラム
日本人1,000人、外国人(6カ国)約1,000人に対して「JISピクト」と「ISOピクト」のどちらがより理解できるかのアンケートを実施した結果、7種類のピクトグラムが変更になりました。
①国際規格(ISO)に整合するもの(5種類)
従来のJISピクトは2年間の移行期間を経て、JISから削除されるそうです。
②選択制(1種類)
従来の温泉マークだと、「あたたかい料理を出す店」と認識される外国人の方がいらっしゃるという意見と、反対に歴史ある温泉マークを維持してほしいという日本人の意見が割れたマークだったために選択制になったピクトです。
③その他の変更(1種類)
「i」マークは、「?」マークの案内所(有人)の意味を含んだ定義とし、名称を「情報コーナー」から「案内」に変更なりました。
【2】追加されたピクトグラム
5,まとめ
以上が今回改定されたJISピクトの内容でした。
今回の改定によって、誰もが過ごしやすい環境づくりに繋がっていくと思います。室名札メーカーとして、より新しい情報を取り入れて商品づくりに臨みたいと思いました!