素材加工編

こんにちは。京都の村川です!

お客様とお話しする中で、しばしばいただく「最大どれくらいのサイズのサインができるの?」というご質問にお答えするべく連載した記事たち。いよいよ今回が最終回となります。

最終回は、サインに関わる素材の仕入れ・加工などなかなかスポットの当たらない部分に迫りたいと思います。

それでは、フジタの機材徹底紹介ツアー「素材加工編」にLet’s Go~♪ ファイナル!

バックナンバーは以下のリンクからご覧ください♪

第1回フジタの設備を徹底紹介!最大どこまで大きくできるの?(カッティング&インクジェットマシン編)

第2回フジタの設備を徹底紹介!最大どこまで大きくできるの?(レーザー・ルーター加工編)

第3回フジタの設備を徹底紹介!最大どこまで大きくできるの?(UV印刷機編)

目次目次

  1. 板の寸法は?
  2. 機材について
  3. 最大寸法を伸ばす裏ワザ
  4. まとめ

1,板の寸法は?

サインに欠かせないアクリル・アルミ複合板などの素材板。フジタではよく使う板は規格サイズにカットして板を在庫しています。

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今回は最大寸法についてなので、仕入れの板サイズをご紹介します。

フジタでは多くの板をサブロク板という900mm×1,800mmという規格サイズで仕入れています。

サブロク板・シハチ板・ゴトウ板とは・・・多くのアクリル板で用いられる規格サイズ。サイズは下記の通りです。

サブロク板:3フィート×6フィート=914mm×1,829mm(900mm×1,800mm)

シハチ板:4フィート×8フィート=1,219mm×2,438mm(1,200mm×2,400mm)

ゴトウ板:5フィート×10フィート=1,524mm×3,048mm(1,500mm×3,000mm)

*ただし、フジタではゴトウ板で取り寄せることはほとんどありません

四方に傷・凹みなどが発生するため、実際に使用できるサイズは()内を目安としてください。

比較的短納期で確保できる板(板の取り寄せに4日間+加工日数)

*1枚ものの板は基本的に在庫をしていないので、取り寄せ日数にご注意ください。

☆サブロク板(900mm×1800mm)で仕入れる板

アルミ複合板 2t/3t/5t

スチール複合板 2t/3t

アクリル板 2t /3t /5t

【白ツヤ・白/黒/ライトグレー/ダークグレー/アイボリー(片面)マット・ガラス調・クリア・乳半】

アクリル板乳半LED用 2t

アクリル板アイボリー両面マット 3t /5t

☆シハチ板(1,200mm×2,400mm)で仕入れる板

アルミ複合板 3t

スチール複合板 3t

アクリル板透明クリア 2t /3t /5t

アクリル板乳半オパール 2t /3t /5t

☆その他の寸法で仕入れる板

●1,000mm×2,000mm

塩ビ板(白) 0.5t  /1t

塩ビ板(透明)0.5t / 1t

アルミ板アルマイト仕上 1t /2t/ 3t

●400mm×550mm

アクリル板白ツヤ 1.5t

ただし、繁忙期は在庫が確保できない場合もございますのでご注意ください。また、その他のアクリルについてはメーカー在庫確認品となりますので、お問い合わせください。

各素材についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

アルミ・スチール複合板ってなに?

乳半・乳白・骨白のアクリルの違い!

2,機材について

次に、最大寸法というテーマからは外れますが、この機会にフジタの設備を少しだけご紹介したいと思います。

裁断機

1枚もののアクリルを切り分けるための機械です。高さが約1800mmの板まで裁断可能な非常に大型の機械で、作業場でもひときわ存在感を発揮しております。

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ビス締め機

フジタでは木製プレートが非常にご好評いただいており、この「ビス締め機」を今年度より導入いたしました。

それにより、従来ならば5箇所のビス留めを手作業で行なっていたのがボタン操作で済むようになり、生産性が劇的に上がりました。

例えば今まではFW200Rのスライドロック着け作業は1時間あたり平均60台が限界でしたが、180台以上生産できるようになり、パーツのズレなどもほとんどない水準になっています。

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3,最大寸法を伸ばす裏ワザ

さて、前回UV印刷機編で、「フジタのカタログに掲載されている規格サインの中で一番大きなサインはなんでしょう」というクイズを出させていただきましたが、素材加工編の今回は、別注対応可能な最大サイズについて掘り下げていこうと思います。

前回フリーサイズプレートは型材の限界からH2,400mm×W600mmまでとご紹介いたしましたが、実はそれ以上に大きいサインを作る裏ワザがあるんです。

その裏ワザとは、「継ぎ」です。

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イメージ図のようにパーツをつなげることで規格の最大寸法以上のサインを作ることが出来ます。

フレーム・板面の継ぎ目さえご了承いただければこの手法でどのサイズも対応可能となります。

また、板面の継ぎが気になる場合は別途料金と納期が必要となりますが、1枚板にて対応も可能ですのでご相談ください。

この繁忙期も4メートルの商品を納めさせていただきました^^。大きいサインをお考えの方は是非ご検討ください。

ただし、大きいサイズは運送会社が対応できない場合もございますので、そちらも合わせてご相談ください。

4,まとめ

いかがだったでしょうか。

フジタの工場見学ツアー第4弾、最終回でした♪

別注商品をお考えの際にぜひご参考にしてみてください!
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