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こんにちは!京都の村川です^^
みなさん、写真のような立体的なアクリルサインを見たことはおありでしょうか。
こういった切り抜き型のサインは無機質な雰囲気にならず、どのような空間にもなじみやすいのが特徴です。
本日のサインの知恵袋では、立体感が可愛いアクリル切り抜きサインについてご紹介します♪
目次
- 切り抜きサインに使われている技術
- 切り抜きアクリルのフジタ規格商品
- 番外編 フジタのイチ押し3Dピクト
- オーダーメイド
- 注意点
- まとめ
1,切り抜きサインに使われている技術
こういった立体的なサイン・・・どのように作られてるかわかりますでしょうか?
ゼリーのようにアクリル樹脂を型に流し込んで作っている・・・訳ではありません!
「切り抜きサイン」と呼ばれる通り、一枚のアクリル板から「レーザー加工」という技術を使って切り抜いて作られているのです。
レーザー加工とは
・・・レーザ光の照射による熱エネルギーで対象物を融解・蒸発させ切断や穴あけを行う加工法のことで、NCT加工(タレバン加工)などのプレス機での旋盤加工と異なりバリやカエリの発生がないカット面が得られます。
レーザー加工はデータに基づいて刃物を動かし、写真のように複雑な図形も加工可能です。
レーザー加工ではアクリルのほか、木・ガラスといった素材が切り抜き加工可能で、そのほかゴム・皮・石・コルク・ダンボールなどの焦がし加工が可能です。
レーザー加工についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ♪
2,切り抜きアクリルのフジタ規格商品
フジタの規格サインにも、前述の切り抜きアクリルを使った商品があります。
厚み3tのアクリル板(ダークグレー)をカットした階数表示です。両面テープか捨板での施工になります。
標準の書体は「タイムズ・ニュー・ローマン Bイタリック」になります。
他の階数表示が気になる方はこちらの記事もご覧ください^^
フジタの子会社ブリッジワンの商品にはなるのですが、アクリル立体ピクトシリーズがございます。
男性ピクト・女性ピクト・車椅子ピクトの3種それぞれについて、ピクト単体、ベース付、点字入ベース付の3種類をご用意しました。
3tのカラーアクリル切り抜きサインです。
3,番外編 フジタのイチ押し!3Dピクト
今回のテーマ切り抜きアクリルではないのですが、フジタのイチ押しサイン!【3Dピクト】をご紹介します♪
冒頭のゼリーのように樹脂を型に流し込んで作っている・・・のがこちらの【3Dピクト】なのです(@▽@)!!
サイズがH120とH160の2パターンで、それぞれ男性マーク・女性マーク・男女マーク・車椅子マークの4ピクトがあります。
正面型と側面型がありますので用途に合わせてお選びください^^
3Dピクトのメリット
・切りアクリルと異なる立体感が得られる
・規格商品なので安価に制作できる
3Dピクトのデメリット
・型が決まっているため、別注品が不可
(ただし、別途料金となりますが、色は塗装で変更可能です)
「あと5mm大きいのが欲しい」といったオーダーメイド対応が聞くのは切り抜きアクリルのメリットですので、ご検討の参考にして下さい。
4,オーダーメイド
フジタにはレーザー加工機がございますので、オーダーメイドももちろん可能です!
たとえば前述のAKシリーズ、規格商品は「タイムズ・ニュー・ローマン Bイタリック」と言うフォントが標準ですが、写真のように様々なフォントや色違いのアクリルでも製作できます。
また、ピクトサインの切り抜きサインも製作前にイメージ図をお出しすることもできますので(*別途原稿作成料金は必要です)ぜひご相談ください。
5,注意点
●細かすぎる表現は不可
5mm以下の幅になるような細かい表現はパーツや接着面の強度が下がるため製作不可となります。
●パーツの数が多すぎるサイン不可
パーツの数が多すぎるサインはお薦めいたしません。切り抜きアクリルサインは取り付けの際に「ゲージ」をおつけしていますが、パーツが多いと施工が大変になりすぎるからです。
例えば、シャワー室のピクトを取り付ける場合を想像して見てください・・・あの水滴を表現した小さな丸を、ひとつずつ裏の両面テープを剥がして、ゲージに当てはめるなんて、大変な苦労を伴うことがご理解いただけますでしょうか。
また前述の細かすぎる表現と同様に、パーツや接着面の強度が下がるため製作不可となります。
●テーパー加工不可
また、時折お尋ねいただくのですが、残念ながらフジタでは細かい切り抜きに合わせたテーパーを取ることはできません。(正方形などはできますが・・・)
ご用意している刃物の関係上ですので悪しからずご了承ください。
6,まとめ
いかがだったでしょうか。
他にはない魅力の切り抜きサイン。ぜひご相談ください♪