こんにちは!京都本社の今井です。
フジタでは点字触知案内板、インターホン点字サインなど、点字を用いたバリアフリーサインを取り揃えております。
今回はその中でも、小型の室名札である点字ピクトサインについてご紹介していきたいと思います。
目次
- 点字ピクトサイン:FHプレート
- ピクトと点字内容、ココに注意!
- まとめ
1,点字ピクトサイン:FHプレート
バラエティー豊か!FHプレートの種類
今回ご紹介するのは、点字サインの中でも小型の室名札にあたる、FHプレートです。
カタログvol.17では95ページが該当の商品です。
いずれも、トイレのピクトサインが印刷されている下に、点字が施された仕様になっております。
素材は、アクリル・アルミ・木・ステンレスなど多様な種類からお選びいただけます。
FHプレートの特徴
このFHプレートの点字は、弊社オリジナルの点字ピンにて製作しています。
表示板がアクリルのものは樹脂点字ピン、アルミ・ステンレス・木のものは、SUS点字ピンを使用しております。
点字ピンについては、こちらの関連記事をご覧ください!⇒点字にはどんな作り方があるの?
FHプレートのみならず点字のサインの重要なポイントは、「手で触る」ことです。
なので、FHプレートの化粧ビスでの取付は推奨できません。
「手で触って読む」ことが想定されている点字のサインにおいて、点字以外の凹凸は点字を読む際の妨げになる可能性があるからです。
見るための室名札としてだけでなく、「手で触る」ことが考えられているサインになっています。
2,ピクトと点字内容、ココに注意!
FHプレートには、以下の3つのピクトとそれに伴う点字内容が規格になります。
この3つの規格からピクト、点字内容ともに変更して製作することも可能です。金額は別途見積りいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
その際に、気を付けて頂きたいのがピクトに対する点字内容です。
例えば、トイレに設置する以下のピクトに点字を付けるとします。この場合、どんな内容の点字をつけるのが適切でしょうか?
私自身、点字の商品を勉強する前はピクトの通り「どなたでもごじゆうにおつかいください」では?と思っていました。
しかし、点字を読む人の立場になって考えてみると、ピクトのイラストやサインの設置場所といった視覚情報がない状況では、そもそも“何を”「ご自由にお使いください」なのかが分かりませんよね。
なので、この場合は「誰でも使えるトイレ」ということが簡潔に分かるように、点字内容は「たもくてきといれ」が適しています。
このように、点字は短く、分かりやすい内容にすることがポイントなのです。
3,まとめ
いかがでしたでしょうか?
点字サインは、点字を実際に読む人の立場にたって仕様を考えることがとても大切なんですね。
知恵袋には点字に関する記事がたくさんございます。興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね!
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