フジタで製作可能な商品はシート1枚から室名札・案内板まで多岐にわたります。
そこでよくあるお問い合わせが「可能な限り大きく/小さくしたい」というもの。
そこで今回はフジタが推奨する、サインの表示板の最大・最小寸法についてご説明します。
目次
- 表示板の最大寸法について
- 表示板の最小寸法について
- まとめ
1,表示板の最大寸法について
始めに、過去の知恵袋の記事からフジタの制作設備における最大有効寸法についておさらいします。
フジタの設備を徹底紹介!最大どこまで大きくできるの?(カッティング&インクジェットマシン編)
フジタの設備を徹底紹介!最大どこまで大きくできるの?(レーザー・ルーター加工編)
こちらを簡単にまとめると・・・
本体制作・加工可能寸法の最大
裁断機・・・H1800
レーザー・・・W900mm×H600mm×T10mm
ルーター・・・W1,260mm×H2,060mm×T50mm
※ただし実際には三六板で板を仕入れるため1,800×900が最大。
表示制作・加工寸法の最大
UV印刷・・・W2,100mm×H3,100mm×厚み50mm
カッティングシート・・・1,300mm×51M
インクジェットシート・・・W1,371(※W1,300)mm×各メディアの長さ
※ラミネートやカッティング加工を施す場合の最大寸法
また、「板」(一枚板)の状態での最大寸法については、素材によって異なります。
基本的には規格品の最大寸法=対応可能最大寸法となりますが、継ぎなどで対応可能なものもございます。
ただしアクリルや木製品は板が大きくなればなるほど反りの可能性が生じますので、予めご了承くださいませ。
2,表示板の最小寸法について
一方、最小寸法に関しては表示板制作における、設備的な制限はほぼありません。
表示加工の場合、カッティングシートでは、細い線や濁点などがうまく定着しない可能性があるため、フジタでは最小文字は通常H20mm、英数字はH13mmとしていますが、UV印刷にはそのようなわかりやすい制限は設けていません。
最小寸法の場合、製作上の仕様よりも視認性が重要になってきます。
視認性については国交省が定める指針の中に、視距離(表示内容を判別できる距離)に応じた文字高の推奨があります。
参考:公共交通機関の旅客施設・車両等に関するバリアフリー整備ガイドライン(バリアフリー整備ガイドライン)
表示文字数によって多少変動はありますが、おおよそこちらの文字寸法を基準に、表示板の寸法を検討いただければと思います。
3,まとめ
いかがでしたでしょうか。
上に紹介したのはあくまで「推奨」ではありますが、そこには理由があります。
サインを制作する際にご参考になれば幸いです。
別注寸法については、使用する素材によっても対応が異なりますので、ご検討の際はお気軽にお問い合わせくださいませ!